てつとお(ポケモンガオーレ、アニポケ、鉄道)のブログ

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【なぜ?】過去にJR東日本の工場に入場した小田急4000形&相鉄10000系 その理由は?


こんにちは!
今回は特殊ネタを扱っていきたいと思います。どんなネタかと言いますと、JR東日本の工場に入場した私鉄車両が存在する!というネタです。JR東日本は各所に総合車両センターがあり、自社保有車両の多くがその工場で検査・改造・解体など、車両のメンテナンスを実施しています。基本は自社車両が入場するJR東日本の工場ですが、本当に時々、他社車両が入場することもあります。今回はそんな他社車両の入場劇について、関東の大手私鉄の車両の最近の事例をまとめたいと思います!

相鉄10000系(長野総合車両センター)


まずは相鉄10000系からです。この出来事は最近なので覚えている方も多いかもしれませんね。相鉄10000系は10701F~10703Fの3編成に長野総合車両センター入場の経歴があります。わざわざ相鉄から長野まで甲種輸送が行われた上で、長野総合車両センターに入場しているのです。それではなぜそのようなことが行われたのかと言いますと、機器更新のためです。相鉄10000系はJR東日本のE231系とほぼ同仕様で設計された車両のため、機器更新などもE231系と同様の工程で行うこととなります。そのため、JR東日本に外注してしまったわけですね。JR東日本側としてもほぼ同仕様の車両のため受け入れるのに特に問題はないわけです。こういった理由で相鉄の長野入場が行われていました。10701Fが2019年10月、10702Fが2020年10月、10703Fが2021年12月にそれぞれ入場しています。現在も機器未更新車は存在するため、今後も長野入場が行われる可能性はありますが、10704Fは相鉄のかしわ台で機器更新を行っており、10705F以降はもしかすると長野入場は行われないかもしれません。


小田急4000形(大宮総合車両センター)

続いては小田急4000形です。小田急の車両が大宮に来たことがあるのですね。こちらはもう5年ほど前のことなのでご存じない方も多いかもしれません。小田急4000形は4054F、4055F、4056F、4057F、4059F、4060F、4061F、4063F、4065Fの9編成が大宮総合車両センターに入場したことあります。


大宮入場中の様子
こちらは何のためかと言いますと、常磐緩行線内で必要となるATO対応といった、車両の工事を行うためです。小田急4000形の工事は小田急の大野工場とJRの大宮総の2か所で行われており、工事スピードを上げるために大宮にも入場していたものと思われます。4000形はE233系をベースに製造された車両で、なおかつ常磐線に乗り入れている車両です。そのため、設備改修もJR東日本で行いやすかったということが大宮で工事をすることが出来た理由なのかと思います。2016年~2018年にかけて入場しました。ちなみにJR東日本内の牽引はJR東日本の機関車が行っており、こちらも面白い点だったのかなと思います。(CBTCは結局行われていなかったようです)

そのほか、関東大手私鉄の入場履歴

その他にも関東大手私鉄の入場車両というのはあります。東武鉄道のDE10 1099号機です。こちらは2022年に秋田総合車両センターに入場しています。なぜ入場したのか、こちらは検査のためです。DE10 1099は元々JR東日本で活躍していた機関車なので、譲渡後も検査はJRに依頼するという形になっているわけですね。

↑甲種輸送の様子
こんな感じでしょうか。関東私鉄の車両もまれにJR東日本の工場に入場することがあるのですね。これもJR東日本車両をベースに新型車両を設計する会社が増えたことが要因の一つでしょうね。またこのような面白入場を見ることが出来ると良いなと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!