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東武鉄道 2022年の車両の動きを振り返る【350型全廃,100系・10000系初の廃車,6050型定期運用終了】


こんにちは!
今回は東武鉄道の今年の車両動向を振り返ってみたいと思います。今年は東武鉄道にとって非常に動きの多い1年となりました。ここ数年では最も動きが大きく、なおかつ様々な形式に廃車が発生した年だったのではないかと思います。そんな東武鉄道の1年を振り返ってみたいと思います。

【新造・廃車一覧】
まずは今年新造された車両・廃車となった車両を羅列し、それに基づいて記事を書いていきたいと思います。

新造車両
1/19(搬入日)500系リバティ 515F、516F、517F

廃車車両
2/22 6050系 6168F+6175F+6170F
3/17 100系 スペーシア 104F サニーコーラルオレンジカラー
3/30 6050系 6151F+61101F(野岩鉄道車)+62101F(会津鉄道車) 
4/15 10050型 11460F
5/13 8000系 8563F+8564F 
6/7 250型 りょうもう 251F
6/16 350型 351F
7/7 350型 353F
8/1 6050系 6172F+6152F+6157F
9/29 200型 りょうもう 202F
12/8 10000型 11004F

今年は新型車両については500系リバティ3編成のみにとどまりました。通勤型車両の導入もなく、新型車両の動きとしては非常に少なかったと思います。
一方で、廃車車両に関しては大量に発車しています。まず、今年一番多かったのが6050系の廃車でした。6050系に関しては、以前から20400型での置き換えが進められていましたが、今年のダイヤ改正をもってその置き換えが完了し、完全に定期運用から撤退しました。その後、数回のみ団体運用に就きましたが、それ以外での活躍は無く、余剰車両は順次廃車・解体となっています。上に羅列した通り、東武車の6050系は今年は7編成が廃車となっています。残るは5編成となっており、新藤原の車庫に残っています。

6050系



衝撃的だったのが、きりふり廃止に伴う350型全廃です。しもつけが廃止になって以降、350型の定期運用はきりふりのみとなっており、晩年は休日のみの活躍となっていました。そんなきりふりもついに、今年の増備車の500系に置き換えられることとなり、定期運用を失いました。353Fは検査期限がまだ残っていたので、しばらくは波動用として残されるのではないかと思っていましたが、そんなことはなく、7月に全廃となってしまいました。この引退により、1800系改造車が完全に消滅ということになります。東武の歴史の変わり目の出来事と言えそうです。

↑350型

そのほかに、今年は2形式も初の廃車が発生しました。スペーシアとして活躍していた100系と、ステンレスの10000系列です。
スペーシアに関しては、一部運用のリバティへの代替により、運用が削減されました。そのことにより、サニーコーラル塗装を纏った最後の編成であった104Fが100系として初めて廃車となりました。東武の看板特急の100系の初の廃車ということで、こちらも大きな衝撃が走った出来事であったと思います。

104F
更に、東武10000系列にも初めて廃車が発生しました。今年は2編成が廃車となっていて、1編成が50番台の11460Fです。10000系列の中でも比較的後期に作られた車両でしたが、4両編成かつ未更新であることが影響してなのか、10000系列で一番最初の廃車となってしまいました。そのほか、今月頭には2019年のドア事故以来、長い間休車となっていた東上線所属の11004Fも廃車となりました。こちらは先日も大きな話題となりましたね。8000系など10000系列よりも古い車両が残っている中での廃車、特に11460Fの方は大きな衝撃だったのではないかと思います。


11004F



8000系や200系にも廃車は発生しており、館林ローカルの8000系2連が2編成、200系は202Fと251Fが廃車となりました。特に251Fは足回りが完全新造のVVVF車となっており、他の200系よりも新しいことから、廃車に関して驚きの声が多かったのではないかと思います。おそらく30000系などの予備品として足回りなどが活用されることとなるのではないかと思います。251Fはかつて存在した1800系1819Fのような波動用車両として他の200系のりょうもう引退後も使われるのではないかと思っていたので、個人的にも驚きました。

このように、廃車の動きに関して非常に衝撃が走った、そんな1年だったと思います。
来年以降、残る6050型の廃車はもちろん進むでしょうが、N100系導入に伴う特急型車両の廃車も発生するでしょう。10000系の余剰車の廃車も発生するかもしれません。ますます見逃せない1年となりそうです。
最後までご覧いただきありがとうございました!