てつとお(ポケモンガオーレ、アニポケ、鉄道)のブログ

てつとおのブログ

主に鉄道記事、アニメ感想を書いています。

今年引退した関東の車両を振り返る


こんにちは!
今回からは年末清算記事ということで、今年の出来事を簡単に振り返ってみたいと思います。今回は関東の鉄道で今年引退してしまった車両たちのご紹介です。今年も数多くの車両が引退しました。その中でも、関東圏にしぼりJR・私鉄含め、どのぐらいの車両が引退してしまったのかを振り返ってみたいなと思います。ここでは、廃車の車両を記載するのではなく、路線や番台など、全車両引退してしまった車両をご紹介します。1編成ごとの詳しい廃車情報ではありませんので、ご注意ください。また、定期運用を離脱したものの、来年も団体運用などが予定されている車両については記載しません。(小田急VSE、いすみキハ28など)

【1月】
209系3100番台 川越線・八高線

2005年から川越線と八高線で活躍していた209系です。3100番台となっており、もともとはりんかい線で活躍していた車両でした。ハエ71/72編成の2編成が在籍していましたが、1/8,9に行われた「ありがとう!川越・八高線で愛されてきた 209 系 3100 代」での臨時運用をもって引退しました。その後、5月までに2編成とも郡山総合車両センターに廃車回送が行われ、既に解体されています。

【2月】
205系500番台 相模線

1991年相模線電化以来、30年以上にわたって活躍してきた205系です。相模線に新造導入され、205系の中でも13編成しか存在しない、相模線のオリジナルの顔をした車両でした。ダイヤ改正より相模線はワンマン化されるということで、それまでの活躍と見られていましたが、実際はダイヤ改正まではもたず、2月25日の運用をもって相模線から引退しました。現在は、3編成が所属先の国府津車両センターに残っていますが、近いうちに廃車となるものと思われます。



【3月】
東武鉄道 350型 きりふり

元急行りょうもう号として活躍していた1800系を改造し誕生した形式です。晩年には特急きりふりやしもつけとして、スペーシアやりょうもうなどよりも安く乗れる特急列車として活躍していました。ダイヤ改正により、リバティに置き換えられることとなり、350型としては唯一定期運用として残っていたきりふり号がダイヤ改正で廃止となることが決まり、ダイヤ改正前最後の休日であった3/6をもって定期運用を終了しました。その後、しばらく波動用車両として、団体専用列車として活躍していましたが、7月の廃車回送をもって、形式消滅。現在は解体され、存在しません。


205系600番台 日光線/宇都宮線

2013年より宇都宮線の小山~黒磯間と日光線で活躍していた205系です。もともと京葉線や埼京線で活躍していた車両を転属させ、全部で12編成が存在していました。10編成がメルヘン顔、2編成が205系オリジナルの原型顔となっており、その形態差も人気のポイントの一つでした。そのほか、1編成は観光列車いろはに改造された車両も存在していました。12編成すべてが3月11日のダイヤ改正1日までに引退し、現在はいろはのY3編成、1編成のみが所属先の小山車両センターに残っています。

東武鉄道/会津鉄道 6050系

1985年にデビューした2ドアの車両です。2ドアであり、更に車内はボックスシートが備え付けられているということで、浅草までの快速列車や、日光・鬼怒川、会津・野岩鉄道などのローカル地区で活躍していました。2017年に浅草口から撤退して以降、晩年はもっぱら日光ローカル地区で活躍していましたが。ダイヤ改正から日光線などでワンマン運転が始まり、そのことにより20400型に置き換えとなったため、3月11日をもって定期運用を離脱しました。現在は、新藤原の車庫に5編成が残っていますが、順次廃車になるものと思われます。そのほかには南栗橋車両所に6155Fが訓練車として車籍はないものの、残っています。また、野岩鉄道に所属している2編成は現役となっています。



【4月】
東京メトロ 7000系

1974年にデビューした当時のメトロでは最古参の形式であった車両です。副都心線や有楽町線及びその直通先で長い間活躍していました。17000系の導入により、2021年から置き換えがスタートし、2022年の4月をもって全車両が引退しました。現在は、新木場CRにトップナンバーの7101Fが車籍を有した上で、10両編成全編成動態保存されており、訓練や撮影会などで使用されています。

【8月】
東京メトロ02系80番台

丸の内線で活躍している02系のうち、方南町支線(中野坂上~方南町)専用列車として活躍していた3両編成の80番台が8月26日の丸の内線ダイヤ改正前日に引退しました。6両編成の02系とは違い、黒色の帯が入った特徴的な車両でした。既に全車両廃車となっており、存在しません。今後、6両編成の02系に関しても順次引退が予定されています。

【9月】
小田急1000形 未更新車

小田急電鉄で活躍していた1000形のうち、未更新車が9月に引退しました。もともとは全車両更新が予定されていましたが、計画変更により更新が中断され、一部編成で廃車となってしまいました。9月に未更新車最後の一本であった1058Fが引退したことにより、未更新車は完全消滅となりました。現在は車籍がないものの、訓練車に転用された1062Fのみが残っている状況となっています。



【10月】
都営6300形 1・2次車

都営三田線で活躍していた6300形のうち、GTO‐VVVFが使われていた1・2次車(6301~6313F)が10月15日の東急目黒線デジタル無線使用開始前日をもって、引退しました。これらの1・2次車は6500形に置き換えられることとなりました。現在は一部の編成が志村の車両基地に残っています。残る3次車以降の6300形は今後も活躍予定です。

【12月】
485系 「華」「リゾートやまどり」


高崎車両センターに所属していた485系のジョイフルトレインが引退しました。華は10月31日のクラブツーリズムによる伊豆急下田団臨がラスト、リゾートやまどりは12月11日にびゅうトラベルによる長野原草津口団臨をもってそれぞれ引退しました。この2編成の廃車により、485系は完全に引退し、廃車になり次第、形式消滅となります。華は既に郡山総合車両センターに廃車回送が行わなれ、解体作業が始まっています。やまどりは現在も高崎車両センターに残っていますが、今後廃車回送が予定されています。

以上が今年引退した車両たちです。細かいので記載しませんでしたが、都営10‐300形の8両編成や、西武旧2000系の8両編成など、もっと細かく分けると消滅した車両も存在します。
今年は特にローカル地区や支線など、あまり重要路線とは言えない路線で活躍していた車両たちの引退が目立った年だったのではないかと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!