てつとお(ポケモンガオーレ、アニポケ、鉄道)のブログ

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2022年までの引退予定が延期されたメトロ8000系 来年以降置換再開です


こんにちは!
今回は東京メトロの8000系に関する記事です。現在、半蔵門線では置換途中の8000系と、今後も活躍予定の08系、そして8000系置換用の18000系の3形式が活躍しています。そのうち8000系については置き換えが進んでおり、元々19編成在籍していたものの、現段階では8編成にまで在籍数を減らしています。逆に18000系については11編成まで誕生しており、既に8000系を18000系が上回る数となっています。そんな状況で残っている8編成は8101F、8104F、8106F、8109F、8110F、8115F、8116F、8118Fの8編成となっています。

残留編成のうちの1編成、8104F
このように減ってきているメトロ8000系ですが、実は2023年度については置き換えがストップしています。18000系の導入は2022年度でいったんストップしており、今年度18000系は1編成も製造されていません。そのため、8000系の廃車についても今年1月の8102Fの廃車以降、1編成も発生していません。今年はこのような状態になっています。ところが、8000系は当初は2022年度中に全編成が引退予定だったのです。



newswitch.jp
こちらの記事に書いてある通り、2021年~2022年度に18000系を一気に導入し、8000系を全編成置き換える予定でした。つまり、本来ならばこの時期には8000系は残っていないはずだったのですね。ところが実際には8編成も残留しているということで、当初予定よりも置き換え完了時期が延びているということになります。なぜこのようなことになったのでしょうか。それはコロナが関係していると思われます。コロナ禍以降、東京メトロの新型車両導入計画は丸の内線用の2000系と、半蔵門線の18000系の2形式で遅れが発生しています。丸の内線の2000系もコロナ禍2年目の2021年には1編成のみの導入に留まるなど、置き換えに遅れが発生しています。それと同じく半蔵門線の8000系についても遅れが発生しているということですね。おそらくコロナ禍による減収が原因なのではないかと考えられます。また、半導体不足や半蔵門線へのCBTCの導入延期も影響しているのかもしれません。

このようにコロナや半導体不足など様々なイレギュラーな出来事が起こり、置き換えが延期となっている8000系についても、来年度から再来年度にかけて置き換えが再開することになります。東京メトロプラン2024によると、18000系は2025年度導入完了予定となっており、来年~再来年の間には製造が再開されることになります。そして8000系は2025年度中に引退するということになります。現在は動きが静かなため、少し忘れられているような形の8000系ですが、まもなく置き換えが再開されますので、一定数の8000系が残っているうちに乗車や撮影を楽しまれてみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました!