こんにちは!
現在、E217系Y-112編成とY-136編成の長野総合車両センターへの廃車回送が行われています。牽引はEF64 1030[新潟]です。
廃車回送の様子
長らく廃車がストップしていたE217系ですが、今年8月のY-36編成を皮切りに、廃車回送が再開されています。Y-36、Y-2と基本編成が続いていましたので、付属編成の廃車回送については今年2月7日に行われたY-143編成の廃車回送以来、7か月以上ぶりの廃車回送となります。付属編成の廃車回送についてもインドネシア譲渡が頓挫した関係で再開されたということになります。また、付属編成が2編成連結されて長野に廃車回送されるのは、2021年11月25日に行われたY-124・Y-127編成の回送以来およそ1年10か月ぶりとなります。2022年以降、付属編成の廃車は少なかった上、廃車編成の解体も東京総合車両センターで行われることが多かったため、これだけ久しぶりの2編成まとめての廃車回送ということになります。
また今回の離脱について、両編成共に指定保全が迫っている編成が廃車対象となりました。今年の8月ごろまでは指定保全に関しては基本・付属共に通している編成が多かったE217系ですが、今年8月廃車の基本編成のY-36編成に関しては指定保全が切れる編成の廃車となっていました。それに続き、今回のY-112・Y-136編成も次が指定保全の編成にも関わらず廃車になっているということで、やはり今後E217系は指定保全を通る編成はかなり少なくなってくる、もしくはもう指定保全も通らないのではないかということが推測できるのではないかと思います。(ちなみに付属編成が指定保全が切れるタイミングで廃車となるのは初めてのことです)これまで次回検査が車体・装置保全の編成を重点的に記録をした方が良いと言われてきましたが、今後は指定保全が切れる編成に関しても引退してもおかしくはないと考えた方がよさそうですね。
今回の廃車回送は久しぶりの2編成おまとめ便&指定保全切れ編成ということでかなり大きな意味をもった廃車なのではないかと思います。次は果たしてどの編成が廃車になるのでしょうか。
最後に疎開履歴を書いて終わります。(今後廃車回送記事には基本的に疎開履歴や通算活躍日数を書いていきたいと思います。)
Y-112編成
2022年6月14日~8月5日 逗子疎開
2023年7月30日~8月4日 湯河原疎開
ー最終運用:2023年9月20日 ー
通算運用日数(廃車回送当日まで):10046日(27年6か月1日)
Y-136編成
2023年1月22日~3月31日 幕張疎開
2023年8月25日~9月5日 国府津疎開
ー最終運用:2023年9月20日 ー
通算運用日数(廃車回送当日まで):9161日(25年30日)
Y-112編成、Y-136編成、お疲れ様でした。
最後までご覧いただきありがとうございました!