こんにちは!
今回はJR九州に関する話題です。
昨日、JR九州から車両に関す津二つのプレスリリースが発表されました。その一つが、久大本線の新観光列車の列車名&種車発表と、新検測車両の発表でした。今回は昨日のリリースを一つずつ見ていきたいと思います。
久大本線 新観光列車は「かんぱち・いちろく」
https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2023/10/26/20231026_d_s_kampachi_ichiroku.pdf
かねてより発表されていたJR九州の新観光列車ですが、列車名が発表されました。列車名は「かんぱち・いちろく」となるようです。博多始発の列車の列車名が「かんぱち」、由布院・別府市発の列車の列車名が「いちろく」となるようです。列車名の由来は久大線にゆかりの深い麻生観八氏、江藤一六氏から取っているようです。
この新観光列車、水戸岡デザインではない観光列車となることが発表されています。どんなデザインか、気になるところではありますが、デザイン発表はまだということです。その代わりに、種車が正式発表されました。その種車が元いさぶろう・しんぺい用のキハ47‐9082・8157と、キハ125ということです。キハ125に関しては車番は発表されていませんが、10/2に小倉に入場したと書かれており、そのころに入場したのはキハ125‐24ということで、キハ125‐24と見て良いかと思います。
実はキハ125‐24が種車になるのは、非公式ながらもヤフーニュースで発表されていました。
news.yahoo.co.jp
キハ125
この通り、キハ125が種車となった形ですね。キハ125が観光列車に改造だなんて、かなり驚きです(笑)キハ47の間に挟むということですからね。なぜ、キハ40やキハ140ではなく、キハ125が選ばれたのか、気になるところではありますね。そしてキハ125がどのように化けるのか、こちらも楽しみです。
新たな検測車に!キハ220‐1102 「BIG EYE」
https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2023/10/26/20231026_big_eye.pdf
そしてもう一つ。新たな検測車の発表も行われました。その検測車が、キハ220‐1102を活用した「BIG EYE」です。キハ220‐1102とは、少し変わった車両で、元々はなのはなDXとして、指宿枕崎線で有料快速列車として使われていた車両でした。そのため、ドア数も3扉から2扉に改造され、座席も特急型車両のような座席が設置されていました。その後、なのはなDXが運行を終了すると、そのままの内装で、熊本車両センターに転属し、一般車両として活躍していました。ところが、2021年7月の豪雨の際に人吉駅で水没してしまいました。その後、しばらく人吉や小倉に留置されていたものの、今年の3月には修理を終え、小倉総合車両センターを出場!見事復活を果たしました。しかし、5月には再び小倉に入場。入場中に座席撤去なども目撃されていたことから、今後が注目されていました。そんな中で、今回BIG EYEに改造されるということで、非常に驚きました。まさか検測車に転用されるとはね…。ちなみに、車番はBE220‐1に改番されているようです。
デザインは社内コンペで決めたということで、水戸岡デザインではないものの、ベースが水戸岡デザインということもあり、水戸岡デザイン風になっていますね。どことなく西九州新幹線のN700Sに似ているのではないかなと思います。
この車両、来月から来年3月にかけて走行試験を行い、その結果をもとに実導入を検討するということで、まだ実導入するかさえも未定とのことです。JR九州の検測車両としては、現在マヤ34‐2009が活躍しています。プレスには「老朽化した高速軌道検測車(マヤ車)に変わる新たな検測車の開発」と書かれていることから、実導入されれば、マヤ34が引退する可能性は高いのではないかと思います。マヤ34はJR九州が保有している車両が最後の1両となっています。引退すれば、マヤ34が消滅することになりますね。実導入が決定した後の、マヤ34の動向も気になるところです。
マヤ34
今回はJR九州の二つの気動車に関する話題でした。
最後までご覧いただきありがとうございました!