こんにちは!
今回はJR北海道に関する記事を書いていきたいと思います。
今からおよそ2か月前、JR北海道からある気動車が引退したのを覚えていますでしょうか?その気動車というのが、キハ143系です。2023年5月19日、JR北海道からキハ143系の定期運用が終了しました。室蘭線などで活躍していた同形式は新型車両の737系に置き換えられ引退し、現在は定期運用を持たない状態が続いています。そんなキハ143系、引退前に「別の活用用途を検討している」という報道がなされたことがあります。今年の4月、マイナビニュースの報道でした。
news.mynavi.jp
この記事の一番最後にこのような記載があります。
報道公開では、737系の投入にともない置換えとなるキハ143形に関して、「別の活用用途を検討している」とのコメントも聞かれた。
この記事が公開されたころは、まだキハ143を使うのか!?と驚きの声も多かったのですが、結局引退から二か月たち、キハ143は何かに使われているのでしょうか?そもそもどこにいるのでしょうか?今回は引退後の現状をまとめる記事にしたいと思います。
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キハ143系
引退後の留置先
キハ143は2両×5編成が在籍していましたが、現在では二か所に分かれて留置されています。その留置場所を記載していきます。
キハ143‐101+151 苗穂運転所
キハ143‐102+152 苫小牧運転所
キハ143‐103+153 苫小牧運転所
キハ143‐104+154 苫小牧運転所
キハ143‐156+157 苫小牧運転所
このようになっています。所属先の苫小牧に4編成、そして苗穂に1編成留置されています。
それではこれらの車両は現状、何かに使われているのでしょうか?ほとんどの車両は使われていませんが、1編成だけ使われているという目撃情報が上がっています。その編成というのが、キハ143‐101+151ユニットです。キハ143‐101ユニットは唯一苗穂に留置されている車両ですが、この車両は苗穂運転所内で入れ替え用動車として使われているのが目撃されています。目撃情報ではキハ183系などと連結して入れ替え作業をしている様子が目撃されていたり、JR北海道の検測用車両であるマヤ35系と連結した状態で止められている様子も目撃されています。こういったことから、101ユニットのみ、構内入れ替え用の車両として引き続き使われているようです。一方で苫小牧に留置されたままになっている車両については特段使われているといった目撃情報はなく、ただ単に留置されている状態であるということです。
別の活用用途が検討されているとされたキハ143系ですが、101ユニット以外に今後活用される車両が現れることはあるのでしょうか?一時期マヤ検に使われるのではないかという噂もありましたが、現状ではキハ40のままになっているようです。現状ではあまり大きな動きのないキハ143系。今後の動向に注目です。
最後までご覧いただきありがとうございました!