こんにちは!
今回は東京メトロ02系に関する記事を書いていきたいと思います。東京メトロ丸の内線で活躍している02系は現在置き換えが進んでいます。置き換える形式は2000系。2018年に導入がスタートしましたので、今年で導入開始から5年目。約1年ほど置き換え期間が延長され、今年度中に全編成が廃車になる予定です。先日のネットニュースによると、譲渡予定はないものの、保存は検討しているということで、中野の車庫で3両編成に短縮されて保存されるのでしょうかね?保存が検討されているだけよかったのかなと思います。さすがは東京メトロという感じですね。
そんな02系ですが、現在走っている車両に乗ってみるとそんなに古さを感じないかもしれません。それもそのはずで、02系は2009年~2013年にかけて02‐101F~119Fの19編成にB修繕工事が行われています。車内更新はもちろん、床下機器の機器更新も行われており、非常にきれいな状態です。そんな更新車なのでまだまだ走ることが出来るように見えるかもしれませんが、更新車も含めて置き換え対象となってしまいました。今回はなぜ綺麗なB修車も含めて置き換え対象になってしまったのかということを記事にしていきたいと思います。
CBTCに対応できなかったから
答えは簡単で新たな制御システムに対応できない車両だったからです。そのシステムというのがCBTCシステム(無線式列車制御システム)と呼ばれるものです。簡単に言えば、無線を利用した制御システムです。このシステムを丸の内線に導入することになりました。ところが、02系はこのシステムに対応できない車両でした。そのためB修車も含めて置き換え対象となってしまいました。システム関連の動きということで、B修車も含めて置き換えなければならなかったということですね。
ちなみに丸ノ内線の電圧は現在600Vですが、750Vに引き上げる計画もあります。こちらはCBTCと違い明確な時期が発表されていませんが、こちらが関係している可能性もありそうですね。
ということで新システムに対応できないために02系はB修車も含めて廃車になってしまったわけですね。東京メトロの車両が車齢30年ほどで廃車になる場合、大抵何らかの事情がありますね。例えば銀座線の01系の場合、B修に関する新たな機器を搭載できなかったということが理由ですし、日比谷線の03系の場合はホームドア関連で廃車になりました。そして02系はCBTCです。05系や07系などを見ればわかりますが、問題なくB修が出来、今後も使うことが出来る場合、通常はB修をして延命するのですよね。02系の場合、B修車は誕生しましたが、それさえも30年程度で終わるということす。今年度中には廃車になってしまう02系、ぜひある程度の車両が残っているうちに見に行ったり乗ってみたりしてはいかがでしょうか。
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