こんにちは!
今回はJR九州のキハ66・67に関する記事です。
JR九州では2021年の6月をもって、長崎地区からキハ66・67系が営業運転を終了しました。当時、415系や783系など他にも解体しなければならない車両たちが溜まっていたこともあり、引退後は八代や川尻の電留線に疎開され、解体を待っている状況でした。そんな疎開から1年半以上が経過しましたが、いまだに疎開は続いています。そんな疎開の様子を実際に見に行きましたので、今回はその記事にしたいと思います。
現在川尻に疎開されているのは、キハ66,67‐1,3,110の3編成6両です。
元々は他にも3編成が疎開されていましたが、今年の頭ごろに小倉総合車両センターに廃車回送が行われ、現在ではこの6両のみが疎開されています。
1編成ずつ見ていきましょう。まずはシーサイドライナー色の3番ユニットからです。
現役のころは美しかったブルーの塗装も、1年半以上にわたる留置で色あせ、サビも目立っていますね…。全く手入れもされていないのが分かると思います。
側面のサビ。
現役時代は大多数を占めていたキハ66のシーサイドライナーカラーはこの3番ユニットが一番最後の編成となってしまいました。他の2編成は国鉄色なのでね…。それにしても現役時代とのあまりの変わりように少し寂しい気持ちになりましたね…。
続いては110番ユニットです。
110番ユニットは3番と1番に連結された状態で留置されているので、顔の様子を見ることはできません。
現役時代、台車がラストナンバーであった10番ユニットだけに台車交換が行われ、その際に100番台化。10番はそのまま受け継ぎ、110番ユニットへと改番されました。
110番ユニットは国鉄色です。塗装の色合いの関係か、SSL色ほどの塗装の劣化は見受けられませんでした。しかし、やはりところどころに塗装の割れが発生し、そこからサビが発生しているような状況でした。やはり青色塗装は国鉄塗装よりも劣化しやすいのかな…と感じたところですね。
ラストに1番ユニット、トプナンです。
トプナンも国鉄色を纏っています。このトプナン、側面を見ていただけると分かりますが、この編成だけ異様に綺麗な状態で保たれていました。
上記二枚の写真を見ていただいても分かると思いますが、1番ユニットだけ異様に錆が少ないのですよね。というか、私が見た限りは見つからなかったです。反対側は見ていないので分かりませんが、少なくとも新幹線高架側は他の編成よりもかなり状態が良好でした。1年半以上の疎開がされているのにここまで綺麗なことはあり得るのでしょうかね…?それとも1番ユニットだけ整備されていたりするのでしょうか?不思議なほど綺麗でした。
さて、そんなキハ66の疎開車たち、実は廃車回送が後回しになっています。八代・川尻の疎開車たちの廃車回送が次々と行われていたので、次はこの3編成ではないかと思われていましたが、なぜか鹿児島の415系Fk517編成が先に廃車となっています。Fk517は昨年の9月の引退ですので、順当にいけば疎開期間が長いキハ66の方が先の廃車回送のはずだったのですが、なぜか先に415系の廃車となりました。この辺りの理由も良く分からないところです。
今回は疎開されているキハ66を見に行ったよ~という記事でした。
最後までご覧いただきありがとうございました!