こんにちは!
昨日、川尻電留線に長らく疎開されていたキハ66の1,3,110番ユニットの廃車回送が行われたようです。九州にでもいれば行きたかったですが、いなかったので残念ながら行くことは出来ませんでした。キハ66は2021年6月の運用撤退以降、2年以上に渡り川尻に疎開されていました。そのため、塗装なども相当ボロボロになっていたようです。
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今年の頭に見に行った際の様子 この時点でも特に3番ユニットはボロボロでした。
廃車回送の様子を見ていても、3,110番ユニットは塗装隔離も激しくボロボロなのが伝わってきました。ところが、1番ユニットは以前も記事にした通り、かなり綺麗な状態を維持しているようです。更に、今後小倉総合車両センターで行われるキハ66の見学会でも、1番ユニットのみ車内立ち入りが許可されています。こういったことから、やはり1番ユニットは他の車両と別の扱いがされているのではないかと勘繰ってしまいますが、果たしてどうなんでしょう。
キハ66の保存に関しては、以前福山雅治さんが言及したことがありました。2021年のキハ66撤退時にラジオ番組で、長崎県出身の福山雅治さんが、思い出の車両のため、保存のために購入しても良いと発言したことはがありました。しかし、維持をしてくれる方がいればという条件付きのお話で、あくまでもラジオで一言おっしゃったのみにとどまり、その後の有力な情報も出ていません。それどころか、ラジオ終了後に思い出の車両はキハ66ではなく、おそらくキハ58だったとツイートをなさっています。そのため、福山雅治さんが購入し、長崎県で保存するということは、おそらくないのではないかと思います。個人が購入するとなると、アスベストの問題や輸送費など様々な要因が生じてきますからね。特にアスベストは厳しいようで…。仮に保存されるならば、JR九州の手で…ということになるのではないかと思います。
綺麗なキハ66 1番ユニットには若干の期待を持ってしまいますが、あまり期待せずにいましょうね(笑)
確認しましたが、おそらく僕の思い出の汽車(ディーゼルカー)はキハ58。福#地底人ラジオ#長崎 #キハ66形 #キハ67形 #キハ58形#BROS1991https://t.co/inRpgXW9Pq
— 福山雅治 (@BROS_1991) 2021年7月31日
当時のラジオの文字起こしは乗り物ニュースの記事に残っているようです。
trafficnews.jp
ここからはこれまでのキハ66を振り返りたいと思います。長崎で活躍していたころのキハ66は車体カラーが3色存在し、モケットも国鉄カラーが存在するなど、見ていて面白い車両たちでした。今回は特徴的な車両を記載していきたいと思います。
まずは国鉄色復刻カラーのキハ66 1番ユニット
トップナンバーのこの車両、この写真の通り、国鉄色カラーで人気な車両でした。大村線を飛び出して、様々な路線で団臨でもよく使われていた編成です。
続いて紹介するのは、車内のモケットが国鉄モケットであったキハ66 2番ユニット
塗装は一般的なシーサイドライナーカラーなのですが、車内モケットが国鉄時代からの水色もモケットになっていました。このモケットを使っていたのは2番ユニットだけだったので、レアな車両でした。乗り鉄人気が高かったのはこの編成でしたね。
そしてハウステンボスカラーの12番ユニット
このようにハウステンボスをイメージした奇抜なカラーを纏ったキハ66で、これまた12番ユニット独自塗装の車両でした。ドアの窓にもラッピングがされているなど、かなりハウステンボスを意識したものになっていました。
ラストに110番ユニット
110番ユニットも1番ユニットと同じく、国鉄色です。カラーは同じなのですが、台車が交換されています。100番台を名乗っているのは、台車が交換されているからなのですね。このように唯一の100番台キハ66でした。
主にこれらの車両が珍しい車両と言われていましたね。なんだかつい昨日のことのようで懐かしいです(笑)
大村湾を転換クロスシートで眺めることのできる贅沢な車両だったなと思います。YC1系はロングなので海を楽しむこともなかなかしづらいですからね。大村線のシンボルで、何度も乗りましたから、やはり消滅は寂しいなと感じます。
今回はキハ66に関する記事でした。
最後までご覧いただきありがとうございました!