こんにちは!
今回は関西の鉄道についての記事を書いていきたいと思います。
JR西日本にある吹田総合車両所では、車両の整備などを行っていますが、その一方で、車両の解体所という役割もあります。関西圏で活躍した車両の多くが、吹田に送られ、廃車・解体となります。そんな中、吹田に送られたものの、廃車を逃れている車両というのも存在しています。今回は、そんな車両をご紹介したいと思います。
クロ681‐1001
まずは、クロ681-1001です。681系の量産先行車で、現役時代はW1編成として活躍していました。2019年9月には引退し、吹田総合車両所に入場後、このクロ681‐1001を除いて、廃車・解体となりました。1両のみ残されたこのクロ681-1001は現段階では廃車にもなっておらず、車籍を有した状態ですが、来年度には廃車となることが発表されています。気になるのは廃車後の動向ですね。鉄道車両は必ずしも、廃車=解体とは限りません。鉄道博物館に展示されている車両たちはほとんど廃車になっています。そのため、クロ681-1001が廃車になるからといって、必ずしも解体されるとは限りません。681系のみならず、683系や289系など多くのJR西日本の特急車両の大元となったのが、この681系の量産先行車ですから、廃車となったとしても、なんとか保存されてほしいですね。今後の動きには注目です。
クハ117‐1
(一番左)
続いては、117系です。こちらは先日廃車となった117系T1編成に組み込まれていたクハです。こちらも117系のトップナンバーとなります。T1編成は8両編成でしたが、8両中7両は廃車・解体となっていますが、クハ117‐1のみは廃車とはならずに、解体もされていません。吹田総合車両所の見学ツアーでは毎回展示されています。まだ引退してから、日が浅いので、この車両が意図的に残されていると断定しにくい状況ではありますが、トップナンバーのクハのみが残っているという状況を考えると、保存も視野に入っているのではないかなと勝手に思ってしまいますが、どうなるのでしょうか。
しかし、過去には1両のみ解体されずに残されていたものの、最終的には解体されてしまった車両も存在します。例えば、クロ381‐1104です。この車両は国鉄特急カラーのクロとして、3年ほど保管されていましたが。最終的には保存とはならずに解体されてしまいました。特に廃車が発表されているクロ681の方は、このような過去の動きを見ると保存は難しいのではないかなと思ってしまいますが、どうなるかは分かりませんね。確実に見たいと思う方は、今年度中に吹田の見学ツアーに参加してみるといいと思います。(昨日も413系を撮れる新しいツアーが発表されたようですよ)
(ちなみに、207系F1の車籍も残っているようですが、本線側から見える中間車以外にも残存している車両があるのでしょうかね?中間の2両以外は解体されていると思いますが…)
それでは今回はここまでにしたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!