こんにちは!
日をまたぎ、本日は2022年3月11日。ダイヤ改正前日となりました。本日を持って引退する車両も多数ありますが、そのうちの一つに205系600番台があります。
12編成という少数勢力ではありますが、それぞれに個性があり、非常に面白い番台となっていましたが、宇都宮・日光路での9年の活躍に幕を下ろします。本日見に行かれる方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな205系の引退イベントに目を向けていきたいと思います。
205系600番台が引退するにあたり、様々なイベントや装飾が企画されていました。その代表例がヘッドマークではないでしょうか。
3編成6種類。引退ヘッドマークとしてはかなりバライティに富んだラインナップとなっています。引退HMは基本的に1~2編成程につけられることが多いので、3編成でしかも全てデザインが違うというのは、かなり珍しいと思います。この時点でいい見送りイベントだな…と思っていましたが、記念イベントはそれだけにとどまらず、一部編成の車内広告枠には、おそらく社員の方が撮ったと思われるこれまでの205系の写真や、沿線の方に募集をかけて集めたと思われる塗り絵が飾られていたりします。
↑写真
↑塗り絵
この塗り絵イベントは南武線の205系が引退した際も行われていましたが、写真がほぼすべての広告枠を使って掲示されるというのはかなり珍しいのではないでしょうか?中には今は見ることが出来なくなった車両(キハ40や107系、E257系武田菱など)とのツーショットなど、かなり貴重な写真もあり、社員の方の愛が伝わってくるようで、乗車していてなんだか心が温かくなるような、そんな写真掲示だな…と感じました。
その他にも宇都宮駅にはメッセージボードの掲示も行われています。
これを撮ったのが2月中旬だったので、今はもっとたくさんのメッセージが掲示されていることでしょう。中には元乗務員の方のメッセージがあったり、皆さんの205系の思い出を見ることが出来て非常に面白かったですよ。もしラストランに行かれる方がこの記事を見ていましたら、宇都宮駅のこの掲示板をぜひ見てみてください。
この他にも、引退に向けた特別なポスターが掲示されたりもしています。
様々な写真が載ったポスターになっており、素晴らしいデザインですね。
この他にも、いろは号は大宮始発のラストランが企画されていたり、撮影会があったり、引退記念グッズが販売されていたり、かなり宇都宮地区ではかなり大規模に205系のお見送り企画が行われています。
JR東日本の一通勤電車の引退でここまで大規模なラストランイベントが組まれるのってなんだか久しぶりな気がしますね。205系600番台は9年という比較的短い活躍期間で引退することになりましたが、ここまで盛大に引退イベントが行われているのを見ると、メルヘン顔や元埼京線の車両たちの最後が宇都宮でよかったな…と思います。特に埼京線はよく利用しましたので、Y11,Y12への思い入れは強いですが、宇都宮に行くと出会えることに、いつもうれしく思っていました。最後までこのような形で205系との思い出作りのきっかけをくれたJR東日本の大宮支社にはありがとうございますという思いです。
それではこんなところで今回は終わります。
最後までご覧いただきありがとうございました!