こんにちは!
今回は鶴見線に関する記事を書いていきたいと思います。昨日、E131系1000番台がJ-TREC新津を出場し、一番目の編成が落成したようです。新潟県内で公式試運転が行われており、近いうちに首都圏にやってくるものと思われます。E131系は車体は東急2020系ベースになっているようで、ドアなども東急車そっくりでした。実車がデビューするのが楽しみですね。
しかし新型車両が誕生するということは、すなわち旧型車両の引退も迫っているということです。鶴見線で置き換えられる旧型車両は205系1100番台となります。それではこの205系、どの編成から引退していく可能性が高いのでしょうか。今回はそのことを考えていきたいと思います。
鶴見線の場合、205系は一斉離脱とはならない
まずE131系の運用の入れ方についてです。過去にE131系は房総地区・相模線・宇都宮・日光線に導入されています。そのうち、房総地区と宇都宮・日光線についてはダイヤ改正から一気に運用開始となっており、逆に旧型車両はダイヤ改正まで全編成が活躍していました。一方、相模線については準備の整った編成から順次営業運転を開始。ダイヤ改正前までに少しずつ205系500番台を置き換え、ダイヤ改正前には全編成が引退しました。この違いは、運用形態の大きな変更を伴う導入であるか否かです。例えば、宇都宮・日光ローカルのE131系は205系4連12本をE131系3連15本で置き換えている他、205系時代から連結運用も存在し、205系とE131系を共存させて活躍させるのが難しい大きな運用変更を伴う導入でした。一方、相模線の場合は連結運用や両数変更もないため、205系と共存させることが出来る路線でした。それでは鶴見線の場合どうなのかということですが、205系は連結運用もなく、205系とE131系では両数変更もないため、共存期間があっても問題ない路線です。そのため、E131系は少しずつ導入していき、最終的にダイヤ改正までに全編成を置き換える、こういった置き換え方式になるものと思われます。
真っ先に置き換えられそうな編成は…?
それでは205系、どの編成が一番最初に置き換えられる可能性が高いのでしょうか。相模線の205系の場合、基本的に検査期限の順番で引退させていっていました。そのため、鶴見線の場合も検査順である程度引退の順序の予測がつくのではないかと思います。この検査順で考えると最も危ないのはT18編成ということになります。
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T18編成
T18編成は前回検査が2020年1月となっており、来年の1月までに検査を受けなければならない編成です。実はこの編成、唯一ダイヤ改正前に検査期限が切れる編成となっています。間違いなくこの編成が一番危ないでしょうね。この編成ですが、今年の8月ごろから徐々に運用に入る機会が減っています。8~9月はひと月の間に数回程度しか運用に入らない状態が続いているのです。このような動きは小山の205系でも引退前に見られたもので、おそらく休車をかけることで検査期限を伸ばしているものと思われます。既にこのような検査を通さずに延命を図る動きをしていることから見ても、やはりこのT18編成が一番の離脱候補なのだろうと思います。
続いて、T14編成です。T14は2020年4月に検査を通しているため、来年の4月が期限です。この2編成が飛びぬけて検査期限が近い編成となっています。
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T14編成
残る編成に関しては2022~2023年に検査を通した編成となっているため、どの編成も検査期限に余裕があり、引退を予測するのは困難になってくるのではないかと思います。T18が危なく、T14も微妙に危ない、残りの編成の条件はほぼ一緒、このような状況だと思います。
ということで、もうすぐ鶴見線から205系が消えますね…。私も最近南武支線に行く際は、惜別の意味も込めて必ず鶴見線に乗るようにしていますが、残りの活躍期間もできる限り鶴見線に行けたらなと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!