こんにちは!
今回は仙石線に関する記事を書いていきたいと思います。
昨日、仙石線において5時間に及ぶ運転見合わせが発生しました。なぜそのようなことが起こったのか?ということですが、205系の車両故障が発生したからです。
news.yahoo.co.jp
仙石線の車両故障については以前も記事で取り上げました。
tetutoo28m32.hateblo.jp
以前から、仙石線では度々車両故障に伴う運休が発生しています。この後も度々車両故障は発生していたようですが、全列車運休状態がここまで長引く車両故障はこれまで聞いたことがありませんね。以前南武支線205系W4編成が中原支所への送り込み回送中に故障してしまい、南武線を長時間運休にしてしまうということはありましたが、仙石線でも似たようなことがついに起こってしまったのかな…という感じはします。
さらに故障車は自走不能であったようで、そののちに救援に伴う8両編成運行が行われていることも明らかになっています。
https://x.com/qQRzO/status/1840747890047934653
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組成はM15編成とM13編成の連結組成のようで、M13かM15のどちらかが故障したようです。
M13編成
仙石線は今年の春にM4編成を廃車にしたことにより、14運用で16編成配置の2予備状態となっています。ここまで車両故障が頻発しており、更に運休も発生している路線ならば、M4の廃車は失敗だったのでは?と思わざるを得ないのですが、なぜM4を廃車にしたのか、本当によく分からないなという感想ですね。仙石線の新型車両は少なくとも今年度中は誕生する予定はなく、少なくともあと1年以上は使うことになると思われます。これだけ故障が頻発する中で後1年以上ですから、なかなかキツイものだなと思います。
仙石線で使われている205系のうち、多くの車両がモハは山手線向けに製造された小窓車で、初期製造の車両です。製造は1985~86年頃の製造で、まもなく車齢40年です。ここまで使うと、いよいよ車両として限界なのでしょうかね。似たような話として、中央・総武緩行線の103系があまりにも故障が頻発していたため、E231系の導入を待たずに、1999年頃に、209系500番台を急遽導入したという話があります。およそ25年ほど前のこのころに状況がにてきているな…とも感じますが、仙石線には新型車両はやってくるのでしょうかね?
そもそも仙石線は様々な車両転配状況計画の変更で置き換えのタイミングを逃してきた感が拭えません。かつて上野東京ライン系統にE235系を導入するという話があった際(2015年頃)、E231系が仙石線に回されるという計画もあった可能性は高く、この計画ならば2020年頃からは置き換えがスタートしていたものと思われます。また、この計画の数年前頃までは205系機器更新も検討されていたことはあり、置き換えにしろ機器更新にしろ、本来ならば2020年頃には何らかのアクションを起こしたかったのだろうと思われます。しかし、実際にはこれらの計画は消え、代わりの計画であった京浜東北線等のE233系転属計画も、コロナ禍などを経て立ち消えになりました。この計画さえなければ、おそらく小山や相模の205系よりも先にE131系が導入されていたのでは?とも思うのですが、仙石線にこの計画があったため、中途半端にE131系を2020年代前半に入れることも出来ないまま、E233系計画が無くなり、置き換え時期はまた伸びた上で、E131系を導入することになり、当初よりも5年ぐらいは205系に手を付ける時期が遅れたのではないか?と私は予想しています。そうなると、やはりガタが来てしまうのは仕方がないことなのかな…とも思いますね。仙石線こそ情勢に流された路線だなと感じます。それならなおさらM4は廃車にするべきではなかったのでは?とは思いますけれどもね(笑)
仙石線の今後はどうなるのでしょうね。早くE131系を入れれば良いのに…と思いますが、いつになるのか気になる所です。私は今年度には入れると思っていたのですけれどもね。
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