こんにちは!
現在、(2023年9月27日)651系OM207編成の廃車回送が行われています。行き先はいつもの通り郡山総合車両センターで、牽引はEF81 139[尾久]です。
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廃車回送の様子
(被りギリ回避…本当に危なかった。宇都宮配給が直前を先行していきました。)
651系OM207編成と言えば、1000番台に改造されたのが少し遅く、他の651系とは異なる時期に誕生した編成でした。この編成の勝田時代の編成番号はK102編成です。このK102編成、引退後、2012年11月より、今は亡き青森車両センターに疎開されていました。その疎開はかなり長期にわたり、その後3年以上にわたることに。車体の雨垂れもひどくなり、すっかり引退した車両のような姿になってしまいました。そんな状況の中、2016年4月についに疎開が終了します。郡山総合車両センターに入場することになったのです。郡山は解体機能も持った工場ですので、果たしてこの入場が復帰のためのものなのか、それとも解体の為なのか話題になっていました。その後、およそ7か月の入場を経て、2016年11月に勝田所属の波動用車両としてピカピカなボディで復活します。まさに奇跡の復活と言われていた、そんな復活劇でした。ところが、この復活の後も運用にはつかず、留置状態が続いていました。そして2018年2月に再び郡山に入場し、1000番台化され、2018年5月にOM207編成となりました。この1000番台化は651系の予備車増のためでした。このような電撃復帰を経て、2018年の1000番台に改造されたOM207編成。ついにこの編成も廃車になることになってしまいました。ちなみに2022年2月に勝田で開催された撮影会では651系が里帰りしましたが、この編成が選ばれていました。K102編成の復活ということで、粋なことをするな…と思いましたね。
そんな少し印象深いOM207編成。ついに廃車ということになります。あの復活を担当した郡山で解体されるのがなんとも言えませんね…。この編成の廃車により残る651系はOM201編成の1編成のみとなります。いよいよ形式消滅が迫ってきました。とりあえず10月11日の撮影会までは残存することは確定しています。果たしていつまで残るのでしょうか。
651系OM207編成 疎開履歴
(K102編成時代)
2012年11月14~2016年4月28日 青森車両センター疎開
2016年11月24日~年6月28日 東大宮センター疎開(勝田に戻っていた期間あり)
2017年7月3日~8月23日 高萩疎開
2017年9月1日~9月13日 高萩疎開
2017年9月17日~10月23日 高萩疎開
2017年12月4日~2018年3月6日 高萩疎開 (目撃情報がある疎開のみ記載しています)
(OM207編成)
2023年4月28日~5月5日 川越車両センター疎開
2023年5月15日~5月19日 旧田町車両センター疎開
ー最終運用:2023年3月15日ー
通算運用期間(廃車回送施工日まで):34年8か月16日(12677日)
旧K102、OM207編成 長い間お疲れさまでした。
最後までご覧いただきありがとうございました!