てつとお(ポケモンガオーレ、アニポケ、鉄道)のブログ

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【話題?】E217系東海道線はなぜ誕生し、なぜ消えたのか

こんにちは!
今回もY-2編成にかかわる記事になります。Y-2編成の引退が話題となっていますが、この編成はかつて東海道線で活躍していた編成です。E217系の東海道線といえば最近YouTubeでE217系東海道線が復活するか?しないか?みたいなネタを結構な数の方がやっていて話題になっていましたね。先日の架線柱と電車が衝突した事故の影響で車両が少なくなったので、E217系が復活するのでは?という噂がどうも飛び交っていたみたいです。普通に考えてあり得ない話なので、特段触れてきませんでしたが、そういったことが話題になっていました。今回はそういった話題に少し乗っかり、かつて存在していたE217系東海道線に関する記事を書いていきたいと思います。なぜE217系東海道線は存在し、そしてなぜ消えていったのか、そういった内容で記事を書いていきます。

デビューは2006年。3編成が転属

E217系東海道線が誕生したのは2006年のダイヤ改正のことです。現在のY-1~Y3、Y101~Y103編成がそれぞれ15両で固定編成のような状態でデビューしました。運用はE231系や211系と連結できないため、E217系の限定運用となっており、増解結を含まない運用に固定された状態で運用に入っていました。
なぜE217系は東海道線に転属したのでしょう。これは特段の理由はなく、単純に113系置き換えのためでした。113系はE231系での置き換えを基本としていましたが、3編成分だけE217系を転属させることでの置換としました。そもそもなぜ3編成分だけE217系での置き換えとしたのかということですが、当時E217系は余剰気味だったからです。2004年のダイヤ改正まで湘南新宿ラインには横須賀線のE217系も使われていましたが、2004年改正でE231系に統一されてしまいました。ここでE217系には余りが発生します。横須賀線系統で余っているならば、E217系で東海道線の113系を置き換えようということで、3編成だけ東海道線に転属したと、こういった背景になっています。

しばらくは3編成体制が続きますが、のちにそれぞれ横須賀線に戻ったり、逆に横須賀線に戻った編成が再び東海道線に来るといった動きが発生します。まず、2008年のことです。F-02+F-52(現Y-2、Y-102)が横須賀線に戻ることになりました。なぜ戻ったのかというと、E217系の機器更新がスタートするからです。機器更新をするにあたって予備車が必要になったのですね。そこで東海道線はE233系E01編成とE51編成を導入することで、E217系F-02+F-52を横須賀線へ転属。この時点でE217系は2編成となりました。
更にもう一編成転属します。それがF-01+F-51編成(現Y-1、Y-101)です。2010年の4月ごろにこの編成も横須賀線に戻りました。この編成はなぜ戻ったのかと言うと、武蔵小杉駅開業に伴う増発のためです。この時もE233系を15両新製し、E217系を置き換え。E217系は横須賀線へ戻りました。この時点でE217系東海道線はF-03+F-53編成の1編成のみになってしまいました。ちなみにE233系導入後は、E233系とE217系は共通運用となっていました。元々のE217系の運用にそのままE233系を突っ込んでいたという形です。元々増解結がない運用にE217系が就いていたので共通にしてしまって問題ないということですね。


元F-02編成

このような状況で1編成体制が続いていたE217系東海道線ですが、なんとF-02+F-52編成が東海道線に戻ってくることになりました。2012年の出来事です。F-02+F-52といえば、機器更新予備のために横須賀線に転属した編成ですね。E217系の機器更新が終わったので、東海道線に戻ってきました。この再転属により、E217系は2編成体制が続ていましたが、そんな活躍にも終止符が打たれることとなります。それが2015年春のダイヤ改正です。2015年春改正と言えば、上野東京ラインの開業。上野東京ラインが開業したことにより、東海道線限定の固定運用を組むと、運用が組ずらくなってしまうということで、E217系は東海道線を撤退。横須賀線に全車両が集結することになりました。
このようにE217系の東海道線は減ったり増えたりを繰り返しながら、最終的に9年ほど活躍していました。先日のY-2とY101の湯河原疎開は里帰りともいえるかもしれませんね。
今回はE217系東海道線に関する記事でした。
最後までご覧いただきありがとうございました!