こんにちは!
今回からこの書庫は本格始動です。
初回は、山梨県の富士急行の戯言になります。
新宿から約1時間。山梨県大月駅。大月駅から河口湖駅までを結ぶ鉄道。これが富士急行線です。
のんびりとしていて、いかにもローカル線の雰囲気漂うこの鉄道。
電車もJRや京王からのお下がり。そんなおさがりの中には、
かつて埼京線で2016年まで1編成のみで活躍し続け、鉄道ファンから圧倒的な人気を誇っていた
元、JR205系ハエ28編成 や、
ハエ28と同じ所属であった
元八高線用JR205系3000番台、ハエ81&85編成、
京王電鉄で活躍していた
元、京王5000系など
種類は多種多彩。
かつて首都圏の過密ダイヤで働いていた一世代前の車両に揺られながら、のんびりとした田園風景を楽しむことができる富士急行は私にとって一番好きな私鉄です。
新宿から一本で名車に会うことができる近さ、立派な富士山をながめることができる面白さ。富士急行に関しては定期的に訪問したいと思える素晴らしい路線です。
ーーーーーー富士山ビュー特急ーーーーーーー
河口湖駅13:08分発、特急富士山ビュー特急 大月行き。
元JR東海所属の381系。あさぎりとして小田急に乗り入れる特急として使われていた車両だ。
富士急行の特急が乗り放題になるフリーパスを持っている私は特に特別料金を払うこともなく乗り込んだ。
そして座ったのは、展望席だ。
写真が悪いがこのような形で一番先頭の席に座ると前面展望を楽しむことができる。外国人観光客が大量に並んでいたので展望席に座れるか心配だったが杞憂に終わった。外国人観光客は大人数だったからか、展望席の存在を知らなかったからかは分からないが、展望席には座らなかった。よって私は座り、終点大月までの展望が約束された。
いざ走り出すと、進行方向とは逆向き。しかし心配はない。富士山駅で方向転換を行い、私が座っている展望席は先頭になる。河口湖、富士急ハイランド、富士山までの3駅のみ進行方向とは逆向きの展望だが、6分程度で富士山駅に到着するため、我慢。というか、後面展望でも全然楽しめるということは、間違いないであろう。
富士山駅を出発すると同時に私が座っている席は前面展望となった。ちなみにこの駅からは親子が乗ってきた。男の子が鉄道好きのようでお母さんはそれの付き添い。男の子は前面展望に座れたことをとても喜んでいるようで、お母さんに熱心に話す。なんだか微笑ましい光景。ちなみにその親子もフリーパスを使っていたようだ。富士急行を1往復でもしようと思うならばこのフリーパスはオススメ。往復特急を利用すればもとが取れてしまうのだ。私の場合は折り返しを複数回行ったためさらに得をした。2日間有効なのでできるだけ多く乗るとより得をするかもしれない。
流石、特急。途中の富士山がよく見えるスポットでは減速をして放送の案内をいれたり、山梨にあるリニアモーターカーの実験線の解説を行ったりもされた。富士山スポットに関しては通常の列車でも行うことはあるし、麓を走る鉄道が売りなのでなんとなく予感はしていたが、実験線の解説まで行うとは…。なかなかマニアックで粋な計らいであると感じた。
そうこうしているうちに私はうたた寝…。せっかく展望を取ったのになんだと批判されるかもしれないが、特に後悔はない。むしろうたた寝さえも素晴らしく心地良いものだったので非常に満足だ。
意識が戻ったのは都留文科大学前駅。都留文科大学前駅までくれば大月はすぐそこだ。
JRでは役目不要となって解体される可能性もゼロではなかったはず。そんな列車が富士急行では水戸岡さんデザインになり看板特急として再デビューしたのだから旧型車両もなめたものではない。今後も末永く看板特急として頑張ってほしいものだ。
大月駅に到着。
隣には6000系が止まっている。
大月駅には約1時間程度滞在。
途中、駅前のお土産店に立ち寄ったが、お茶と茶菓子を出していただいてとてもおいしくいただいた。ここでは帰りのかいじで食べる信玄餅アイスに信玄餅チロルチョコなどを購入。ちなみに信玄餅チロルチョコは山梨限定だと思い購入したのだが、東京に戻ってからも売っていてびっくり。どうやら限定ではなかった模様。少し残念だが美味しかったのでとくに不満はない。
帰りのかいじも1時間のんびりと。非常にのんびりとした楽しい旅になった。
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だいたいこんなスタイルで書いていきます。
1記事めでしたがどうでしたでしょうか?
のんびりとした楽しい富士急行が伝わっていれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました!