アローラ♪
今回は感想記ですが、時間がないため全体感想とします。
サン&ムーン 100話「風を断つ稲妻!その名はゼラオラ!!」
脚本:米村正二
絵コンテ:樋口香里
演出:小柴純弥
作画監督:八田木瀧,伊藤典子
サンムーン編も遂に3ケタ突入!3ケタ目初回は我々の世界でも考えさせられるような内容になっていましたね。
あのアクジキングの世界は充分に現実社会でも起こりうる可能性はないとはいえないと思うんですよ。流石に正体不明の謎の大きい生物が襲いかかってくるなんてことはないと思いますが、野生動物が凶暴化した状態で都会に襲いかかってくるなんてことはありえなくないんですよね。だからこそ今後の日本や世界を担う若者たちが見ているアニポケで訴えたのではないかともとらえることはできると思います。
我々も「分かち合い」の精神で行動していなかないとと感じたところでした。
では、大雑把な感想をどうぞ。
今回はアローラをサトシというひとりの少年の手でどのように救っていくか非常に問われる重要回でしたね。
タイトルコールの音楽もルザミーネやネクロズマ編と同じ思い音楽だったことからも分かったと思います。
話としてククイ博士やバーネット博士からアローラの自然はありがたいことだと伝えられた上で自然が破壊された状態の別世界に行ったことも話的にうまいと感じました。自然の有り難さを話すときに「分かち合い」が出てきたのも、ネクロズマの教訓が生かされていてとてもいいと思いました。
今回の事件の原因となったカプコケコが何故サトシを選んだのかは遠くから来たサトシを当初から気にかけていたのからからも分かりますが、あの色違いのカプコケコの正体は?というところは気になりました。あの色違いのカプコケコは荒れ果てたあの地のカプコケコなのか、もしそうならばサトシの世界のカプコケコと手を組んでサトシを送ったのか。謎は多いものですね。
なんにせよ、サトシを選んだのは彼の性格上分かる気がしますよね。
そして別世界へ移ったわけですが、その時にサトシがピカチュウの顔をつねって夢がどうかを確認したのはなかなか面白かったですw シリアスで重要回ながらもギャグ要素を突っ込んでくるのはさすがサンムーン編という感じですね。
そして別世界ではアグジキングというウルトラビースト、そしてゼラオラとディアと出会うことになります。
落ち着いた感じのディアと別世界にきたにも関わらず落ち着きのないサトシというのが対照的だったのは面白かったですね。
落ち着きのないサトシはゼラオラの毛に触り、電撃を浴びたのですが、そのシーンでは初めてあったときのピカチュウにそっくりと過去を懐かしんでいました。あの出会いを思いださせるような言葉はちょっと嬉しかったですね!
またディアがアクジキングについてを話し、自分の意見を言った後にサトシも手伝うと言ったのはやっぱり彼らしいと思いました。どんな状況でも誰かと協力して物事を解決したいと思う彼の性格はとてもいいですし、誇れることだと思いますからね。そして、ウルトラガーディアンズの任務に誇りを持っていたということも嬉しいことでした。
正義感が強いという点ではふたりは似ているのかもしれませんね。ディアもほかのウルトラレンジャーは出て行ったのにも関わらず、あの地に残りつづけ、アクジキングを倒し昔の自然豊かな時代に戻すという強い思いを持っていますが、これも一種の正義感ですよね。他の人はいないから自分たちがどうにかしないとと思っているので。それを好きだと言ったり、手伝いたいと思うサトシだってそうなんですよ。XYサトシの方がアローラサトシよりも傾向は強いですが、仲間を助けたり、XYの頃にはカロスをかけてフラダリとも戦いました。誰かのために戦うという点で二人はとても似ているなぁと感じました。
そしてピカチュウvsゼラオラのバトルは文句ないぐらいに電気同士のバトルでかっこよかった訳ですが、ミミッキュのポカポカフレンドタイムを耐えたエレキネットがきりさく程度で破られるのかは不思議でしたw
今回はアローラの重要回では任されがちな米村さん脚本回でしたが、非常に面白かったですね。
そしてあの世界ですが、私は当初アローラの未来なのではないかと考えていましたが、よく考えると平行世界なのではなうかと思うようになりました。
だってネクロズマ編でみんなで協力して危機を乗り越えたアローラがあんな風になるとは到底考えにくいですからね。
「分かち合い」精神が身についているアローラではあんなことは起こらないと思いますよ。
そしてカプコケコがサトシをあの世界に送ったのは彼だからこそ自分の住むアローラに帰った時に活動してくれると確信したからだと思います。別世界で起きている大変なことが起こらないようにサトシにはウルトラガーディアンズの活動等で、しっかり活動してもらいたいですね。
次回はゼラオラ編は完結。果たしてどのような終わり方になるのかとても楽しみです!
最後までご覧いただきありがとうございました!