こんにちは!
今回は相模線205系500番台に関する記事を書いていきたいと思います。
昨年の3月ごろ、松戸車両センター所属のE231系0番台の前照灯がLEDに改造される動きが発生しました。対象となったのは、基本編成のマト101~マト104編成までの4編成です。これまで209系3500番台の前照灯がLEDになる動きは発生していましたが、E231系のこの顔の車両のLED化は初の動きであったため、大きな話題となりました。その後、松戸車両センターで行われた撮影会において、これらの4編成のLEDは205系500番台相模線の廃車発生品であることが発表されたとの情報がツイッターに上がりました。205系500番台は2017年~2018年にかけて、全13編成の前照灯がLEDに改造されるという動きが発生していました。角形のLEDとなっており、かっこよいLEDでした。
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205系500番台のLED
その後、2022年のダイヤ改正までに相模線205系は全車両が運用を離脱。そして2022年4月~2023年4月ごろにかけて解体されています。2023年3月に松戸のE231系が改造されていますので、時系列的にも合うことになります。205系500番台は前照灯が改造されてから約5年ほどで廃車になっていますが、再利用できるものはするということなんでしょう。なぜ松戸車両センターのE231系につけることになったのかは分かりませんが、205系500番台の形見を受け継ぐ車両ということで、なんだかうれしいものですね。
そんな205系500番台のLEDですが、実は全編成分のLEDが保管されているわけではありません。実は一部編成のLEDは保管されていないのです。なぜそんなことが分かるのかということですが、一部編成のみLEDを撤去せずに解体されているのが目撃されているからです。LEDを搭載したまま解体されているのが目撃されているのはR3編成とR7編成です。
この2編成は500番台廃車の第一号で、2022年4月に郡山総合車両センターに入場しました。その後、すぐに解体されているのが目撃されているのですが、この2編成のみはLEDをつけたまま解体されているのが目撃されています。
youtu.be
(私の動画ではありません)
このとおり、LEDをつけたまま解体されている様子がはっきりと映っています。LEDに重機が当たった際、もったいないな…と思ってしまいました(笑)
ただ、郡山での解体分もこの2編成のみがLEDを付けたまま解体されており、残る11編成については全てLEDは外されて解体されているのが目撃されています。そのため、現時点でのLEDストックは11編成分はあると思われます。そのうち、松戸のE231系に4編成分が使われていますから、残りは7編成分でしょうか。3月に4編成分一気に交換した後、交換の動きは発生していませんが、残る7編成分は何かに使われているのでしょうかね?松戸では同時にE233系2000番台のLED化改造も行っています。そのためもしかしたら一部はこちらに回されているのかもしれませんね。また、伊豆急行の3000系の前照灯もLEDに改造されているのが目撃されています。こちらも205系500番台の形見なのではないかという噂があるようです。再利用品のLEDを他社に譲渡するのかな…?と少し疑問ですが、可能性も完全には否定しきれないとは思います。残る7編成分のLEDがどのように使われるのか、または既に使われているのかは気になりますね。
ということで今回は205系500番台の形見のLEDに関する話題でした。廃車車両の一部部品だけでも生きていると思うと、なんだかうれしいものですね。
最後までご覧いただきありがとうございました!