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415系 Fo1501編成とは?なぜ人気なのかを紹介【本格的に運用復帰】


こんにちは!
今回は415系に関する記事になります。先日、415系Fo1501編成が臨時運用で復帰したという情報をお伝えしましまたが、その後、12/26には定期運用にも復帰しました!非常にめでたいことです。その後は415系の定期運用の流れ通りに運用に就いており、久留米・佐賀入線も実現しています。


Fo1501
久々に見ましたが、やはり復帰は嬉しいです。この復帰が一時的なものではなく、走り続けてくれればよいなと思います。

そんなFo1501編成、当ブログでこの車両の経歴を詳しく紹介したことがなかったなと思い、改めてのこの編成が人気な理由をご紹介したいと思います。なぜFo1501がこんなに人気なのか、それはこの編成の経歴にあります。
Fo1501編成は415系1500番台のトップナンバーです。1986年から製造されています。この番台の特徴はこれまで113系ベースであった鋼製の車体から211系ベースのステンレスの車体にデザインが一新されたことです。ただしデザインは一新されたものの、足回りは台車などの一部を除き、鋼製車と同じものとなっており、抵抗制御、MT54が使われています。この理由は鋼製車と連結して運行できるようにするためです。

  



3月17日 651系1000番台 引退
そんな1500番台のトップナンバーとして落成したのがFo1501編成というわけです。新製配置は勝田電車区です。その後、勝田には国鉄時代中に8編成が配置、その後南福岡には13編成が配置されました。JR移管後、JR九州は415系の製造を行わなかったものの、JR東日本は引き続き製造し続けました。
このように九州と関東で転属等は行われずにそれぞれ活躍していた1500番台ですが、2007年ごろに1500番台にも転機が訪れます。それがE531系の導入による常磐線上野口の撤退です。415系はE531系の導入により、鋼製車は全車両廃車、ステンレス車は一部廃車・一部運行区間を短縮し、使用という形になりました。1500番台は大多数が区間短縮の上活用となりましたが、4両編成を組んでいた1500番台のうち、初期に製造された3編成は廃車となりました。当時K525編成を名乗っていた現Fo1501は当然廃車に。ただし、廃車とはなったものの解体はされませんでした。それがJR九州への譲渡の為でした。415系のうち、鋼製車2編成(K607編成、K620編成)とステンレス車1編成(K525編成)がJR九州に譲渡されることになったのです。415系はJR製造分のK534編成以降は60Hzに対応していないため、譲渡できないものの、国鉄製造分は問題なく九州で使えます。当時、九州では475系は415系0番台など、置き換えを急ぐ車両も多く、交直両用で使える車両が欲しかったものと思われます。そこでJR東日本で不要となった車両が九州にやってきたのです。その際に1500番台として唯一九州にやってきたのがK525編成、現Fo1501編成というわけです。ということでFo1501編成はJR東日本在籍歴がある車両として人気なわけですね。

その後、FM1501編成として南福岡に配置、2012年には門司港に転属され、Fj1501編成になり、2016年には再び南福岡に戻っています。そして2020年には821系導入に伴い、大分に転属し、それ以来Fo1501編成として大分に所属しています。2022年9月改正の後、Fo1501編成は1年2か月ほど運用離脱をしていましたが、2023年12月には運用に復帰。現在は定期運用で活躍しています。上の写真はFm時代の姿ですね。

Fo1501編成はこのように唯一のJR東日本所属歴のある車両として人気なわけですね。
JR東日本に残っていた証としてこの車両には幌が設置されています。


2019年ごろまでは常磐線時代の濃青が残った幌が設置されていましたが、現在は色は付いていないものが設置されています。再塗装したのか、新品を付けたのは不明です。幌が東日本所属経験のある車の特徴でしたが、現在はFo1520編成にも付いているようで、独自の特徴ではなくなってしまいました。

このようなことでFo1501編成は人気なわけです。後は純粋にトップナンバーというのも人気の理由でしょうね。
K607やK620が引退した今、貴重な生き残り編成ですから、是非とも頑張ってほしいなと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!