てつとお(ポケモンガオーレ、アニポケ、鉄道)のブログ

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415系1500番台 かつて中途半端に行われた謎の改造と運用現状


こんにちは!
今回は415系1500番台に関する記事を書いていきたいと思います。何を扱うのかということですが、かつて行われた謎のリニューアルと、運用の現状についてです。まずは運用現状について書いていきたいと思います。

415系は現状10運用、3予備


415系1500番台の運用については、基本的には2022年10月改正で設定された運用からは変わっていません。この改正で設定されたのは8運用でした。一度大分車両センターを出ると、8運用ぶっ通しで走るような形となっています。運用区間は小倉~下関間の関門運用、日豊本線の小倉~大分、鹿児島本線の門司港~久留米間、長崎本線の鳥栖~佐賀間が運用範囲となっています。鹿児島本線は朝夕ラッシュ時間帯、長崎本線は朝に1往復のみと、少ない本数ではありますが、活躍しています。また、昨年10月以降、Fo1501編成に関しては運用離脱の状態が続いています。
鹿児島本線・長崎本線の415系運用は以下の運用です。

下り
鹿:門司港6:10発 遠賀川7:02着 普通(8両)【平日限定】
長:鳥栖6:26発 佐賀6:54着 普通(8両)
鹿:門司港 20:24発 久留米 23:17着 普通(8両)

上り
長+鹿:佐賀7:02発 吉塚8:35着 普通(8両)
鹿:遠賀川7:15発 門司港8:10着 普通(8両)【平日限定】
鹿:博多9:02発 門司港10:55着 普通(8両)

大分車両センターには運用離脱中のFo1501編成を除くと、13編成在籍していますが、8運用ですので、多少過剰気味です。そのため、3編成程度、南福岡に常駐する編成が存在します。この常駐編成は一定期間で交換されており、交代制のような形となっています。この常駐編成のうち、2編成を繋いだ8両での鹿児島本線臨時快速が平日限定で設定されています。この臨時快速は今年の6月から設定されており、鹿児島本線の混雑解消を余剰の415系で補ったというような構造になっていますね。

臨時運用(南福岡常駐編成充当)
福間7:08発 南福岡7:56着【快速】
南福岡8:05発 吉塚8:20着【普通】

415系の現状の運用はこのような形です。基本的には大分運用を10編成8運用、南福岡臨時運用を3編成2運用で回しているような形となっています。ダイヤ改正直後は余剰気味だった415系は、現状ではちょうどよい数の運用が設定されているのではないかなと思います。  


415系に中途半端に行われたドアのスモークガラス化改造

ここからはタイトルのもう一つの話題、中途半端に行われた謎の改造についてです。415系1500番台には2017~2018年ごろ、一部編成に中途半端に改造が行われています。その改造というのがこちらの写真。

このようにドアガラスのみ、スモークガラスに交換されているのです。窓ガラスとステンレスドアの設置面にはゴムも設置されており、見た目的には811系リニューアル車と似たような形になっています。この改造、Fo1501編成を含めると14編成中、8編成(Fo1509、Fo1510、Fo1513、Fo1514、Fo1515、Fo1516、Fo1518、Fo1519)のみに行われており、全編成に波及しているわけではありません。ドアのみスモークガラスに交換された意味も、一部編成にしか行われなかった意味もよく分かりません(笑)この改造の意味はなんなんでしょうね…。なぜ一部編成のみで終わってしまったのかが、一番不思議な点なのかと思います。

Fo1515独自の前面扉

また、謎の改造と言えば、Fo1515編成の前面扉の謎も挙げられるのかなと思います。

Fo1515の前面扉
この編成のみなぜか白っぽい扉に交換されています。事故などがあったのかな?と思い、昔から色々と調べてはいるものの、今のところ有力な情報はなく、なぜFo1515のみこういった扉が採用されているのか、こちらも相当謎です。両側の扉が交換されているので、おそらく何らかの試験だったのでしょうかね?Fo1515はオンリーワンの見た目なので、やってくるとすぐにわかります。

今回は415系の運用の現状と謎のリニューアルについて記事にしてみました。
来年の改正では415系運用に変化はあるのでしょうかね?運用離脱中のFo1501編成の動向も含めて、今後に注目していきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!
※運用時刻とFo1515の前面扉について追記しました。