てつとお(ポケモンガオーレ、アニポケ、鉄道)のブログ

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205系 ドアテープの歴史 武蔵野線と鶴見・南武支線では仕様が違う!あの路線の車両にも…


こんにちは!
今回は緩~く行きましょう。あまり車両動向などとは関係ない内容の記事です。扱う内容はJR東日本の205系のドアテープに関する内容です。205系のドアテープとはなんなのか?ということですが、こちらの写真をご覧ください。

扉の開閉部分に黄色の警戒テープが貼られているのが分かると思います。今回はこれを掘り下げていきたいと思うわけですね。現在、JR東日本では205系は鶴見線・南武支線・仙石線で活躍していますが、そのうち鶴見線・南武支線の車両にのみ付いています。この路線以外にも過去には武蔵野線の車両にも付いていたほか、埼京線の205系・日光線の205系には1編成のみ付いている編成が存在していました。今回はそれぞれの路線のドアテープを紹介していきたいと思います。

武蔵野線のドアテープ

まずは武蔵野線のドアテープからです。こちらです。

この黄色のテープは2014年ごろから貼り付けられています。貼り付けられている部分は扉の開閉部分、及び車内側の戸袋部分(青丸部分)に付いています。その他、「引き込まれないようご注意ください」というステッカーも付いています。もちろん警戒の意味のあるテープなのですが、車内が明るくなり、非常に良いデザインだなと思います。ちなみにこのテープは、日本語のステッカー以外はインドネシアで現在も付けられたままになっているようです。

戸袋部分のテープ  


鶴見線・南武支線のドアテープ

続いては鶴見線・南武支線のドアテープです。こちら~

こちらの路線のドアテープは2018年ごろから設置されています。一見武蔵野線用のドアテープと同じように見えるのかもしれませんが、実は違います。ドアの戸袋部分のテープが付いていないのです。これはなぜなのかと考えてみると、この量が通常で、逆に武蔵野線の205系のテープの量が過剰なんですよね。E233系やE235系など、新製時からデフォルトで警戒テープが付いている形式についても戸袋部分にテープが付いている形式は存在しないのですよね。そして、武蔵野線の205系の後継の209系やE231系についても戸袋部分には付いていません。これらからも分かる通り、南武支線・鶴見線用の205系のテープ量が通常であり、武蔵野線用の205系のテープ量は少し多めであったと、こういったことですね。こちらは最初から戸袋部分のステッカーは必要ないと判断されたのだろうと思います。

埼京線(ハエ28)のドアテープ

そして今回の大本命、ハエ28のドアテープです。まずは写真をご覧ください。

こちらです。仕様としては鶴見線・南武支線205系のと全く一緒で、武蔵野線の205系の仕様から戸袋部分のテープを除いた仕様です。埼京線の205系にドアテープが付いたのは2015年9月20日ごろです。このころに残っていた埼京線の205系はハエ28編成のみです。そのため、ハエ28のみに取り付けられていたということですね。ハエ28にドアテープが付いたのは非常にうれしかったですね~。ジェネリックE233系じゃん!なんて思っていました(笑)ハエ28は2014~2016年まで、埼京線でATACS改造の予備車として1編成のみ活躍していました。このころには優先席ステッカーも最新仕様の物が貼り付けられたり、ドアテープであったりと、独自仕様の内装を展開していました。ドアテープについては当時の多数派のE233系に併せて設置されたのでしょうね。極力E233系に近づけようとしたことが推測できる、非常に面白い個性だなと思いました。  


205系いろはのドアテープ


600番台は黄色のテープは取り付けられていませんでしたが、Y3編成いろはについては、木目調の化粧板が貼られた上から、黄色のテープが開閉部に取り付けられていました。一方、戸袋部及び注意喚起ステッカーは取り付けられておらず、これまた1編成限定の独自仕様となっていました。

このように4路線の車両にドアテープが付いています。武蔵野線と埼京・鶴見・南武支線の205系のテープには実は差があったということなんですね。
私は205系の無機質なステンレスドアについた黄色の目立つテープが非常に好きなので、是非とも他のステンレスドアの採用車両(E231系など)にも広まってほしいなと思っています。できれば武蔵野線仕様のフルのドアテープをもう一回見たいなと思いますね。
最後までご覧いただきありがとうございました!