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東武大師線 8000系は2027年まで活躍の可能性?自動運転は2027年以降に


こんにちは!
今回は東武鉄道に関する記事を書いていきたいと思います。先日、東武鉄道から2023年度 第2四半期決算説明資料という資料が公表されました。
https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/explanatory_materials/20231116095832RzFAnXibDr6XfgG5gfoPUA.pdf
この資料に様々な情報が載っていますが、この情報の中に、東武大師線の自動運転を2027年以降に開始するという記載が確認されました。東武大師線の自動運転については2021年ごろからその計画が明らかになっており、近年中に新型車両が導入されることが明らかになってましたが、その時期が明確にわかった形となります。2027年以降ということで、意外と遅いな…という気もしますね。ここで気になるのが、現在活躍している8000系です。自動運転が2027年以降開始と言うことは、2027年までは8000系も活躍する可能性があるものと思われます。もちろん、新型車両のみを先に導入し、2027年までは有人運転をするという可能性もありますが、少なくとも8000系活躍の余地は2027年ごろまでは残された形になるのかなと思います。2027年というとかなり遠い先のように感じますが、もう3年後ですからね。検査周期が4年ですから、今後検査を受ける大師線用の8000系は全編成が最終検査ということになりますね。  





都内ワンマン用の8575F

そんな8000系ですが、館林地区の8000系については今年度より10050型の導入により、運用を離脱することになります。現在、館林用の8000系も、都内ワンマン用の8000系もそれぞれ5編成ずつ、計10編成が活躍しており、全車両が北春日部に集約されています。このうち、館林用の8000系が今年度から置き換え開始になるというわけですが、今後、館林用の8000系が都内ワンマン用の8000系を置き換える可能性というのも出てくるのではないかと思います。実はこのような動きは既に起こっており、今館林用の8576Fが館林地区を撤退後、都内ワンマンに転属しており、8570Fを置き換えました。このように比較的新しい8000系で古い8000系を置き換える可能性があるのではないかということですね。ここで現在活躍している8500型の簡単なプロフィールを記載してみたいと思います。

館林用
8561F 2020年6月全検 1969年製 車齢54年
8562F 2021年7月重検 1969年製 車齢54年
8572F 2020年10月重検 1981年製 車齢42年
8574F 2021年8月重検 1982年製 車齢41年
8579F 2021年12月重検 1983年製 車齢40年

都内ワンマン用
8565F 2021年5月重検 1974年製 車齢49年
8568F 2020年8月全検 1974年製 車齢49年
8575F 2021年4月全検 1982年製 車齢41年
8576F 2021年11月全検 1982年製 車齢41年
8577F 2023年6月重検 1982年製 車齢41年

  



このようになっています。このうち、確実に廃車になると思われるのは車齢的にも検査期限的にも8561,8562Fですね。こちらが来年の4月に検査期限を迎えますが、さすがに検査は通らないでしょう。そして、館林の車両で都内車が置き換えられる可能性があるのではないかと思われるのが、都内ワンマンの8565F,8568Fと館林の8574F,8579Fです。昨年に8570Fが廃車になっていますので、これよりも古い8565F、8568Fについては、検査期限が切れる前に館林用の8000系に置き換えられる可能性があるのではないかということですね。車齢順に考えるならば、8574Fと8579Fに置き換えられることになるのかと思います。これら置き換えるメリットは車齢が高い車両の淘汰が出来るという点もありますし、車内LEDを搭載した編成に交換できるという点も挙げられるかと思います。(65,68Fには車内LEDはついていませんが、74,79Fにはついています)
そして難しいのが、8572Fでしょう。現在、都内ワンマン車は5編成で回していますが、検査時などには館林地区の8000系が応援に入ることがあり、実質的に都内ワンマン5編成+緊急予備1編成という体制になっています。そのため、館林の8000系が引退した後は、都内ワンマン車が6編成体制になる可能性もあるのではないかと思っています。その場合、8572Fは残りそうです。また、5編成体制が維持されるとしても、車内LEDのついていない8575Fを置き換える可能性もあるのではないかとも思われます。8572Fは来年の10月に検査が切れますが、ここで検査を通すのか気になるところですね。

このように2027年まで活躍する可能性が出てきた都内ワンマンの8000系ですが、必ずしも今の都内ワンマン車がそのまま残るというわけではない可能性が高いのではないかと思われます。館林の8000系が都内に転属する可能性もあるのではないかということですね。今後、どのようになっていくのか注目です。
最後までご覧いただきありがとうございました!