こんにちは!
今回は京成の3400形に関する記事を書いていきたいと思います。
京成電鉄で最後の1編成となっていた京成3400形の3448Fが先日、宗吾工場に入場しました。3448Fに関しては昨年の12月にSR無線を搭載し、更に3157Fの運用開始後も引き続き運行を続けていました。そんな中での宗吾入場でしたので、廃車になるのではないかといった噂もありましたが、結果的には検査ということだったようです。そもそも3448Fが3400形の中でなぜ唯一残っているのかという点ですが、こちらには脱線事故で3700形に廃車が発生していることが影響しています。京成グループでは2020年と2022年に2度脱線事故が発生しており、この2度の脱線の影響で8連が1編成、6連が1編成ずつ不足している状態となっています。8連1編成分の不足は北総へのリース分、6連の不足分は廃車分となっています。そのために、3400形3448F1編成と、3600形3688F1編成が残留していると、こういったような状況になっています。詳しくはこちらの記事に記載しています。(当時は3157Fの製造目途が立っていなかったので、その旨を書いていますが、そちらは最新情報ではなく、3157Fも落成済となっています。)
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3400形
このような状況なのですが、実は3448Fを廃車にすることはできると思われます。その理由について、現状、北総鉄道に3700形が1編成余剰にリースされている状態のため、こちらを返却すれば3448Fを置き換えることが可能だからです。北総鉄道には通常のリース分の車両に加え、SR無線取り付けのための予備車が1編成、2017年にリースされています。その編成が北総7828Fです。この編成はSR無線取り付けのための予備車として貸し出されていました。そして現在では無線取り付けは完了しているのですね。ところが、この編成がいまだに京成に戻ってきていないのですね。この編成がなぜ京成に返却されないのかが気になるところです。おそらく北総側で返却できない何らかの事情があるのでしょう。
3448Fに関しては、北総リース分の車両が返却されるか、3200形が来年度から導入されるか、どちらかの動きがなければ、車両が不足していまうため、検査に通るのはある意味当たり前の動きだったのではないかと思います。北総側から返却の動きも特に見られない上に、検査も通ったのでこれからも活躍していくのでしょう。3448Fの今後の活躍にも期待ですね。
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