てつとお(ポケモンガオーレ、アニポケ、鉄道)のブログ

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【大改造】大幅な更新内容となった05系5次車 メトロ屈指の大改造


こんにちは!
今回は東西線で活躍している05系に関する話題です。東西線では様々な種類の05系が走っていますが、今回は5次車と呼ばれる05‐115F~05‐118Fに着目していきたいと思います。現在では全編成にB修工事が行われて、活躍している5次車ですが、この車両のB修、かなり大掛かりな改造が行われているのです。今回はB修前の5次車がどのような車両だったのか、そしてそれをどのように改造したのか、この点を書いていきたいと思います。


05系 5次車

ワイドドア、チョッパの5M5Tで誕生した5次車

まず5次車の大きな特徴としては、ワイドドア車であるという点です。05系では4次車の05‐114Fと、5次車の05‐115~118Fのみワイドドアで製造されました。



ワイドドア
ワイドドアは既に4次車の05‐114Fで採用されており、それに倣うように15F~18Fもワイドドアで製造されました。しかし、14Fと5次車には明確に違う点がありました。それが制御装置の違いです。05‐114Fに関してはGTO-VVVFで製造された編成でした。試験的な意味も込めて、05系で初めて製造されたVVVF車です。ところが、5次車はVVVFでの製造とはならずに、05‐113Fまでと同じチョッパ制御で製造に戻ったのです。また、MT比(モーター車と非電動車の比率)も05‐114Fでは、4M6Tとなっているところ、5次車では5M5Tとなりました。このように見た目上は同じように見える、05‐114Fと5次車には明確な違いがあったのです。

B修で大幅変更!

そんな05系にもB修の時期がやってきます。05‐101F~113Fについては、15000系の導入により東西線を撤退し、千代田線やインドネシアに転属することとなりましたが、05‐114F以降の車両は残留することになります。そこで残留する編成のうち、05‐114FにはまずB修が実施されることとなりました。05‐114FはGTOからIGBTにVVVFを更新、電動車の組成位置を変更するといったかなり大きな更新を終え、出場しました。そして順番は5次車の番ですが、この5次車は05‐114F以上に大きな更新を行うこととなります。



まずはチョッパ制御からIGBT‐VVVFへの換装です。こちらは通常のB修でも行われていることですね。そして次のポイントが大きな点です。MT比を5M5Tから4M6Tに変更の上、電動車の組成変更を行ったのです。詳しくは以下の組成表のようになります。

このようになります。見ても分かる通り、かなりモハがバラバラに分けられていることが分かります。そして1両分(元3号車)のモハがサハに電装解除されているのです。元々2両で1ユニットだったモハを1両単位のモハに分けさせているといった形の更新になっています。MM‘単位のモハを独立モハにしているということで、この時点で大掛かりなリニューアルだということが分かっていただけるのではないかと思います。
実際にこのレベルの更新になると、床下機器はほぼ完全に全く違う車両と言っても良いレベルの改造になってきます。基本的には元のユニット構成などを活かした更新になることが多いわけですが、ここまで構成を変えてしまうと、ほぼ別の車両のような形になりますね。

なぜこんな大規模工事になったのかと言う点ですが、基本的には05‐114Fや05‐119F~133Fまでの組成に合わせるためと思われます。特に既にB修がされていた114Fと同じような性能の車両にするためというのが大きいのではないかと思います。元々は全く別の機器類が使われていた14Fと5次車ですが、このB修でほぼ同じようになっているわけです。おそらく05‐114Fと同じような形にするためと思われます。

そして内装に関してはこんな感じです。

基本的には114Fまでの内装更新内容と同じですね。車内に関してはこの程度にしたいと思います。

通常のB修車に比べ、かなり大きな改造内容となっている5次車のB修工事。かなりやりすぎだと思うほど、しっかりとした更新になっているなと感じます(笑)東京メトロの改造の能力がすごく高いことの裏付けでしょうね。今後の活躍にも期待したいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!