こんにちは!
今回はまた妄想のような記事になります。
さて、昨日、東京臨海高速鉄道の公式ツイッターにこのような投稿がされました。
りんかるだよ🐬
— りんかい線 公式 お知らせ (@twr_official) 2023年10月6日
夏休みに伊豆へ行ってきたんだ。伊豆急行の「いずきゅん」に色々紹介してもらったよ。
まずは伊豆急の電車!3000系はホヌ柄で「アロハ電車」って呼ばれてる伊豆急行線で新しい電車なんだ。りんかい線の70-000形に似てるね。 #りんかる #りんかると一緒 #りんかるさんぽ pic.twitter.com/43Vyx0Xtvm
りんかるだよ🐬でおなじみのりんかるくんが伊豆急行にお出かけしてきたそうなんです。その行先が伊豆急行。伊豆急行のいずきゅんに案内してもらったようでなによりです(笑)まあ、何気ないコラボのようにも思えますが、なんと伊豆急側のいずきゅんもりんかい線に遊びに行っていたようなんです。
⚓いずきゅんのお台場冒険記(前編)⚓
— 伊豆急グループ(公式) (@izukyu_group) 2023年10月3日
夏も終わりに近づいたある日、いずきゅんはりんかい線に乗ってお台場に行きました♪
お台場に着くと、りんかるさんが出迎えてくれました!早速、レインボーブリッジや自由の女神像に圧倒されながら、一緒にお散歩タイム🚶(続く) pic.twitter.com/87SkBWT85i
いずきゅんだよ🐬とは言わないいずきゅんくんですが、りんかい線を使ってお台場に行ったとのこと。仲がよさそうでなによりです。以上、企業キャラ同士のほっこりニュースでした!………では終わりませんよ!この意味深な二社の投稿、一体なんなんですか(笑)りんかい線といえば、来年度から70‐000形の置き換えがスタートする鉄道、伊豆急行とは209系を導入した鉄道です。そのような状況でこのような投稿をされたら、70‐000形伊豆急行譲渡の匂わせ?だなんて勘ぐってしまうではないですか!実は西武サステナ車に東臨70‐000形が選ばれなかった際、伊豆急行が狙っているのでは?なんて噂もありました。209系を導入している鉄道ですので、あり得ないこともないとは思うのですよね。そこで今回は仮に伊豆急行が70‐000形を買うとして、伊豆急行がこの車両を購入するメリットやデメリットはどのような物があるのか、考えてみたいと思います。
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りんかい線 70‐000形
まずはメリットから。一つ目は既に導入している209系(伊豆急3000系)と部品の共通化が図れるというメリットがあげられるのではないかと思います。これが一番ですね。りんかい線の70‐000形は209系をベースに設計された車両で、性能はほぼ209系と一緒です。過去にはりんかい線の70‐000形をJRが買い取って209系3100番台として走らせていたこともあるほど、同じような車両になっています。そのため、70‐000形を導入すれば部品の共通化を図ることが出来るということになります。これは大きなメリットでしょうね。他にも、機器更新やリニューアルが行われた、比較的綺麗な車両というのも利点の一つでしょう。70‐000形は製造から30年が経ちそうな車両も出てきていますが、どの車両も機器更新が行われており、更に内装のリニューアルも行われています。内装リニューアルではモケットの交換や座席の袖仕切りへの風除けの設置、LCDの設置などが行われており、E233系と比べてもほとんど遜色のないような、非常にきれいな状態です。こういった綺麗な車両を購入できるというのもメリットでしょうね。ATS-Pを積んでいるというのもメリットと言えそうです。
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伊豆急8000系
それではデメリットはどうでしょうか?まず一つ目のデメリットとしてはトイレがないというのがあるでしょう。伊豆急行の車両には全車両トイレが付いていますが、70‐000形にはついていません。過去に譲渡された209系は房総で活躍していたこともあり、元からトイレがついていたので、特段の改造が必要ありませんでした。ところが70‐000形の場合はトイレ設置が必要になってきます。また209系と違い電気連結器もついていないので、連結運用があるならば電連も必要になってくるかと思います。その他、その他のデメリットとしては車両数が少ないので、先頭化改造を行わない限り、8000系を全編成置き換えることは出来ないという点もあるかと思います。伊豆急行では現在、8000系が3連×14編成在籍しています。ところがりんかい線は8編成しか在籍していません。そのため、70‐000形を全編成6連にするか、もしくは先頭化改造をするかどちらかでないと8000系を全編成置き換えるのは不可能ということになります。新車の導入目的が8000系の予備部品の確保ならばそれでも良いのでしょうが、8000系を一掃したいと考えているならば、この編成数の少なさはデメリットになりそうです。また、仮に先頭化改造をしてでも8000系を置き換えようとする場合、そもそも新系列電車の先頭化改造が出来るのか?という疑問もあります。一応訓練車で先頭化改造の実績はありますが。新系列電車が営業用で先頭化改造されたことはありません。更に先頭化改造には多額の費用も掛かります。こういったことを考えると、仮に70‐000形を譲受するとしても、先頭化改造するというは私は考えにくいのではないかと思います。そうなるとやはり8000系を完全には置き換えることが出来ないのではないかと思われます。その他にも車内にボックスシートがないというのもありますが、これは省略しても良い設備ですからね。この辺りはデメリットというほどのものでもないのかと思います。
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伊豆急3000系アロハ電車(元209系)
確かに70‐000形は良い車両だと思いますが、伊豆急で走らせるならば房総の209系かE217系を購入する方が安くは済みそうです。しかし、209系はいつ置き換えられるか分かりませんし、E217系はそもそも先約があった(インドネシア)という状況を考えると、確かに70‐000形の購入を決めているとしてもおかしくはないのかなと思います。果たして今後、70‐000形が伊豆急に行くことはあるのでしょうかね?楽しみにしたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!