こんにちは!
西武サステナ車両の導入が発表されてから3日、徐々にその全貌が分かり始めてきました。様々な情報をまずは簡単にまとめていきます。まず、導入数についてNHKから大まかな数が発表されています。
www3.nhk.or.jp
この記事によると東急9000系は約60両、小田急8000形や約40両の導入となるようです。また交通新聞の情報によると小田急8000系は6連編成、東急9000系は4連化して導入するようですね。おそらく、小田急は6連×6・7本、東急は4連×15~16編成程度が導入されるのではないかと思います。また、本日(9/30)の鉄道コムの最新の報道によると9020系も譲渡対象に含まれるということです。また共同通信では、置き換え対象の形式も発表されています。
nordot.app
この記事では、西武101系・4000系・2000系が置き換え対象となり、導入路線は小田急8000形が国分寺線、東急の9000系を多摩川線、多摩湖線、西武秩父線、狭山線に導入するようです。小田急8000形が国分寺線用の2000系、東急9000系が101系や4000系の置き換え用になるのではなかと思います。ここで注目してほしいのが東急9000系の導入路線に多摩湖線が含まれているということです。多摩湖線では現在西武9000系が4両×5編成活躍しています。東急9000系が多摩湖線に入るということは、単純に考えれば西武9000系も置き換え対象になってもおかしくないのではないかと思いますが、対象になっていないのですね。この点が非常に気になるポイントです。
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西武9000系
そもそもNHKで報道された東急9000系の導入数が15~16編成程度です。101系と4000系だけで18編成(101系が7編成、4000系が11編成)いますので、西武9000系まで置き換えることはほぼほぼ不可能です。そのため9000系はサステナ車両の置き換え対象外というのは正しい情報かと思います。ただ、西武9000系が置き換え対象外ならば、東急9000系が多摩湖線に入ることは無いように思えるのですが、それでも多摩湖線は東急9000系の導入先に含まれています。これは一体どういうことなのでしょうかね?
まず東急9000系の導入予定路線を西武9000系と東急9000系あわせて共通運用にしてしまうという可能性が考えられるかもしれません。しかし、多摩湖線の車両は新宿線系統の玉川上水の所属です。一方秩父線は池袋線系統の武蔵丘所属、狭山線も池袋線系統の小手指所属車両です。そのため多摩湖線車両がこれらの路線と共通運用になることは考えにくいのではないかなと思っています。そうなると、東急9000系を多摩湖線に導入し、西武9000系は秩父線や狭山線に転属し、池袋線系統で東急9000系と共通で活躍する可能性は考えられるのではないかなとは思います。ただそれをする理由はよくわかりませんけれども…。
もしくは、西武園線に9000系を送り込むため、1~2編成程度東急9000系を多摩湖線で走らせる、この可能性もあるのかもしれません。西武線の支線系統の路線の中で東村山~西武園間の西武園線と言う路線があり、現在は基本的に2000系が使われています。時々西武9000系が使われることもありますが、最近はほぼ使われていません。順当に考えればこちらにもサステナ車両が入るのかなと思ったのですが、小田急8000系・東急9000系の導入予定先に西武園線がなかったのですね。そうなると置き換え車両がいないわけです。ここに西武9000系を持ってくるという可能性ですね。西武9000系を西武園線に送るために多摩湖線(玉川上水)に1~2編成程度東急9000系を配置し、西武9000系と東急9000系の二形式で多摩湖線を回していく可能性というのも考えられるのかな…とは思います。
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東急9000系
何はともあれ、どうも西武9000系は残留し、東急9000系は多摩湖線にも入るということはほぼ確定路線のような状況です。この状況で西武9000系がどのようになっていくのか、非常に注目ですね。とは言えども、サステナ車両導入完了は6年後の2029年ですので、まだまだ先ですが(笑)
最後までご覧いただきありがとうございました!