てつとお(ポケモンガオーレ、アニポケ、鉄道)のブログ

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E235系よりも新しいE233系は実は結構多い!〇〇〇両もあります!


こんにちは!
今回は後継車よりも新しい先代車ということで記事を書いていきたいと思います。
JR東日本では新系列電車以降、直流通勤電車は基本的に209系→E231系→E233系→E235系(E131系)と推移していきました。E235系とE131系は後継/先代という括りではなく、導入路線の特徴に合わせて分かれているだけですので、特段差はないと思います。ところが、209系とE231系、E231系とE233系、E233系とE235系・E131系には世代的にも性能的にも明らかな差があります。ところが、必ずしもこの順番に製造されるわけでもなく、後継の電車が製造されているにも関わらず、先代の形式が遡って製造され、結果的に後継車両よりも新しい先代車両というものが生まれたりもします。こういった車両たちは果たしてどのような経緯で誕生するのでしょうか?今回はE235系よりも新しいE233系の例を挙げていきたいと思います。

E233系8000番台 N16編成~N35編成(2015年4月2日以降の製造車)


まずご紹介するのはE233系8000番台N16編成以降の車両たちです。8000番台のうち、N16編成以降の編成たちはE235系よりも後に製造されています。南武線のE233系は2014年から2015年に製造されました。この製造と同時にE235系も製造されており、E235系0番台のトウ01編成は2015年3月26日に落成しました。E233系8000番台の製造がE235系の誕生までに終わらなかったため、8000番台にはE235系よりも新しいE233系が誕生しました。編成番号だとN16編成です。この場合、特別な理由がありE235系よりも新しいE233系が誕生したわけではなく、単純に製造が長引いたために存在しているのですね。このように元から導入が予定されていたものの単純に製造が後継車の誕生に間に合わなかった例は209系やE231系ではないので、それだけE233系の製造期間が長かったということの証明でしょうね。


E233系2000番台 マト19編成


続いてご紹介するのはE233系2000番台マト19編成です。こちらの車両は2017年3月に製造されました。E233系2000番台は2011年をもっていったん製造が終了しました。ところが、2016年からJR線と小田急線が相互乗り入れを開始したこと、および209系1000番台の置き換えを行うことに伴い1編成増備されました。その際に誕生したのがマト19編成ということになります。こちらは一旦製造したものの再び製造された少し特殊な例ですね。

E233系3000番台 E-73,74編成


続いては3000番台。国府津車両センターに所属している付属編成のE-73,74編成もE235系よりも新しいE233系です。2017年5月に製造されました。こちらは特段大きな動きに伴う増備ではなく、単純な増備です。E233系3000番台は2013年までに基本的な製造は終了し、その後2014,2015年にも少しずつ製造され、最終的に2017年に製造されたこの2編成が最後となっています。ここまでくると、量産先行のトウ01編成だけでなく、E-73編成はトウ03、E-74編成はトウ04編成よりも新しい車両になっています。

E233系7000番台 ハエ132~138編成


E235系よりも新しいE233系はまだあります。続いては7000番台です。埼京線・川越線の7000番台ですが、ハエ132~138編成のみE235系よりも新しいE233系となっています。製造期間は2019年1月~6月となっています。埼京線のE233系は2013年までに一旦終了しました。ところが、埼京線が相鉄線と直通運転するにあたり車両が必要となりました。そこで2019年に増備されたのがハエ132~138編成ということになります。これらの車両は直通運転開始に伴って誕生した、E235系よりも新しいE233系ということになります。こちらは少し特殊な例でしょうかね。ところが次に紹介する車両はさらに特殊な例です。

E233系0番台 T71編成


続いて紹介する新しいE233系は中央線や青梅線などで活躍しているE233系0番台T71編成です。製造されたのは2020年6月11日。E235系0番台の製造は2019年末で完了していますので、この車両はすべての0番台の車両よりも新しくなっています。まだ製造から3年ほどしか経っていない本当に新しいE233系です。0番台も2008年までに製造はいったん完了していました。ところが2020年におよそ12年ぶりに突如として0番台が誕生したのです。なぜ誕生したのかと言うと、E233系のグリーン車組み込み改造に伴う予備車確保のためです。E233系0番台は現段階でもグリーン車組み込み改造が行われており、その予備車として209系1000番台2編成が準備されていました。ところがそれだけでは足りないということで製造されたのがこのT71編成です。現在も予備車として中央線で活躍しています。このT71編成、どうやらグリーン車組み込みの対象外となる可能性が高いようで、グリーン組み込む後は中央線から撤退すると見込まれています。まだ新しい車両ですので中央線撤退後果たしてどのような運命をたどるのか注目ですね。


E233系グリーン車(現段階で4両)

ラストは現在進行形で製造されているE233系中央線向けのグリーン車です。現段階では4両が製造されています。これは言わずもがなですね。中央線では2025年までにグリーン車サービスが開始されますが、それに伴ってE233系グリーン車が製造されています。現段階では4両が製造されており、最終的には116両が製造される予定です。そのため最終的にはE235系より新しいE233系グリーン車は116両誕生する予定です。

以上がE235系よりも新しいE233系の一覧です。それではどのぐらいの両数でしょうか。まとめてみます。
8000番台:6両×20編成 120両
2000番台:10両×1編成 10両
3000番台:5両×2編成 10両
7000番台:10両×7編成 70両
0番台:10両×1編成 10両
グリーン車:2両(最終的に116両)
合計:222両(最終的に336両)

なんと最終的に336両も誕生するんですねぇ…。正直私もこんなに多いのかとびっくりしました。特にグリーン車が効きますね。まだまだ誕生するE233系、これからも増えていきますが、さすがにこれぐらいでおさまるでしょうかね。まだまだ楽しみです。
最後までご覧いただきありがとうございました!