てつとお(ポケモンガオーレ、アニポケ、鉄道)のブログ

てつとおのブログ

主に鉄道記事、アニメ感想を書いています。

【廃車ラッシュの幕開け?】E217系の廃車再開 譲渡断念で不要車両が溜まっています


こんにちは!
今回はE217系の廃車に関する話題です。昨日、E217系Y-36編成の廃車回送が行われました。昨日は所用で関東を離れていたので、私は見に行くことは出来ませんでした。少し残念ですね。E217系の廃車回送は今年の3月23日に行われたY-5編成以来およそ4か月半ぶりです。なぜ四か月以上もの間廃車回送が行われなかったのかと言うと、E217系がインドネシアに譲渡される可能性があったからでした。インドネシアの政府がE217系の導入を認めるか認めないか、6月まで未定状態でした。インドネシア側は最大で基本+付属の連結編成を29編成欲していたので、決定するまでは1編成も廃車にできなかったわけです。それでもE235系は製造され続けるわけで、E217系は余剰車両が溜まっていき、疎開が増えているのが現状です。結局のところ、インドネシア政府が導入を認めなかったので、この疎開編成はこれから処分しなければなりません。そのため、今後廃車回送の頻度が増えていくことが容易に推測できます。まさしく今回はY-36編成の廃車は廃車回送ラッシュの幕開けとも言えそうです。


過去の廃車回送の様子



今回はY-36編成が廃車になったのですが、正直予想外でした。なぜなのかと言うと、装置保全や車体保全が迫っている車両ではなかったからです。E217系はこれまで基本的に装置保全や車体保全が切れる車両を優先的に廃車にさせていました。ところが、Y-36編成は装置・車体保全が迫っているのではなく、指定保全が迫っている車両だったのですね。指定保全は装置・車体よりも簡単な検査となっています。そのため、現在まで、基本的に指定保全が切れる車両は廃車にせず、検査通しており、今月の1日にもY-35編成が指定保全を受けて出場したばかりでした。そんな中、Y-36編成は指定保全を通さずに廃車になったということで、予想外だったと思うわけです。ちなみに現在装置保全が最も迫っているのはY-8編成です。Y-8は現在国府津に疎開しています。次も指定保全が切れる車両が廃車になるのか、それとも装置保全が切れる車両になるのか、少し気になっています。(どちらにせよY-8などの装置保全が近づいている車両は近々廃車になるはずですが、廃車の順番が指定保全が迫る編成も織り交ぜての廃車になるのか、それともこれまでのように装置保全が切れる車両だけを優先的に廃車にするのか、どちらかが気になるということですね。指定保全切れの車両も織り交ぜての廃車になれば、これまでとは明らかに廃車の流れが変わったということがわかります。)
ちなみに過去にも指定保全期に廃車になった編成は存在しています。2021年12月廃車のY-25編成です。ただ、この際は車両故障を起こし、そのまま運用に復帰せずに廃車になっていますので、特段の事情もなく指定保全期に廃車になったのはY-36編成が初ということになります。

ちなみに現在はY-42編成が指定保全のため東京入場中ですが、Y-42を最後に、今後はもし指定保全さえも通さないとなれば、いよいよE217系も最後が迫って来たなと思いますね。もう指定保全を通さなくても運用ができるぐらいE235系が誕生している証拠ですから。ただ、Y-42以降も指定保全を通す車両が出てくれば、Y-36が何らかの理由でピンポイントに廃車になる理由があったのだろうと推測できるのかなと思います。この判断はY-46編成やY-38編成辺りの動向に注目かなと思います。
今回はE217系に関する話題でした。
最後までご覧いただきありがとうございました!