こんにちは!
今回はJR東日本の製造予定数について記事にしていきたいと思います。
既に出回っている情報ですが、先日、今年度のJR東日本の新造予定数が移動等円滑化取組計画書より明らかになりました。今年度製造される車両数は以下の通りです。
37 編成(新幹線8編成(21 両)、在来線 29 編成(178 両))
(2023 年度)
https://www.jreast.co.jp/company/csr/barrier_free/pdf/barrier_free2023.pdf
このようになっています。
新幹線は8編成、在来線は29編成です。
新幹線の数字(8編成21両)というのは明らかにおかしな数字ですね。この数字ですが、おそらく8編成71両のミスと思われます。以前、労働組合の資料から新幹線の導入予定数が明らかにされており、その資料によれば、E5系が50両(5編成)、E8系が21両(3編成)製造されることが明らかにされていました。おそらく単純な入力ミスなのでしょう。
そして在来線については、29編成178両の新造ということになるようです。今年度も総武・横須賀線向けのE235系1000番台の製造がメインになると思われます。更に、鶴見線向けの新型車両についてもこの中に含まれているのではないかといった噂もあり(編成数と製造予定両数を計算するとE235系だけでは数が合わないようです)そのあたりも注目かと思います。
ちなみに現在までに在来線車両はE235系1000番台が7編成49両(基本3編成、付属4編成)落成しています。
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E235系1000番台
そんな移動等円滑化取組計画書ですが、実際にはこの数字の通りにならない可能性もあります。あくまでも予定数ということもあり、ここに記載されている両数通りの新型車両が誕生とは限りません。実際にここに記載された両数と実際の製造数が嚙み合わないということが昨年の計画では起こっています。昨年の移動等円滑化取組計画書によると、昨年度の在来線の新造予定本数は13編成108両という記載になっていました。しかし、実際に蓋を開けてみると、昨年度はこの本数よりも多い数のE235系が落成しており、編成で数えることのできる車両としては、最終的に19編成153両が製造されました。更にここにプラスしてE233系中央線グリーン車や、E493系も導入されており、実際には153両以上の両数が製造されています。こういった昨年度の前例もあり、この記述はあまり当てにならないかもしれない可能性もあります。今年度の計画も見ても、既に新幹線の製造両数に誤植があるのは明らかですからね(笑)あくまでも参考程度の数字として見るのが良いのかなと思います。(ちなみに他社でも移動等円滑化取組計画書と実際の製造数が合わないという事象は発生しており、メトロでも数が合っていませんでした。)
ということで、今年度の製造数が発表されました。E235系の製造もだいぶ進みそうですね。インドネシア譲渡も無くなったE217系はかなりの数に廃車が発生する年になりそうです。
最後までご覧いただきありがとうございました!