こんにちは!
遅くなりましたが、今回はワールドダイスター最終回の感想です!
ついに終わりましたね。ワールドダイスター。どうでしたか?私が以前書いたワールドダイスター最終回に期待すること通りのことをやってくれたなと思います。私がこの最終回に期待していたのは、ここなの激重感情を乗せた演技をたくさん見ること!です。これを期待していたら、なんとまあ、ほとんど全編演劇シーンというえげつない最終回をやってきましたから、このアニメは本当にとんでもないなと思います。な
そんな最終回でしたが、ついにここなと静香の目標が一致し、ようやく最初の第一歩に立てたようで、本当に良かったです。11話でなぜ静香が消えてしまったのか、静香は、ここなのセンスですので、ワールドダイスターへの道のりの物語は「ここなの物語」だと、そのことをずっと思いながら、ここなのそばにいました。ところが10話で八恵ちゃんの練習相手になった際に、「私も舞台に立ちたい」という感情が大きくなってしまい、「ここなの為の存在」と「自分が舞台に立ちたい」と思う自我、この二つの葛藤にこらえきれなくなってしまって、消えてしまったわけです。今考えると、11話でここなとの思い出を全て話したのは、自分がここなのための存在であるということを、自分自身に言い聞かせるためだったのかもしれませんね。しかし、ここなはそんな風には思っていなかった、ここなは「二人の物語」だと、そう思っていたわけです。だからこそ、悩み、消えてしまった静香を救い出すために、そして「二人で」目指すんだと訴えるために、ファントムを演じたわけです。12話の演劇を見ればわかりますが、ファントムというのは消えゆく存在なわけですね。それも愛した人のことを思って消えゆく存在。静香とぴったりということで、まさしくはまり役。そんな役と言う事もあり、ここなは完全に感情を爆発させて演じていましたね(笑)最高じゃないですか、こういうの。八恵ちゃんの時もそうでしたが、この人たち、対話の手段が演劇なんですよね。更に今回の最終回、実際に静香に語り掛ける場面はほんの1分程度だったわけですよ。こういうところがちゃんと演劇アニメで良いなあと思います。演劇で感情が表現されているシーン、その一つがMasqueradeでのセンスの進化ですよね。あんなの、歌う前に静香ちゃんに「もう一度」って言っているんですよ。そこでセンスが進化しているわけですから、ここなの中に眠る静香が反応せざるを得ないぐらい、ここなは憑依していたわけですよ。それは、静香にですよ。自分のセンスに憑依してしまうここな、その思いに答えるかのように進化したセンス、相思相愛なんですよ。この二人は(笑)オペラ座の怪人を使ってやっていることが、静香への感情爆発ですからね(笑)最高です。そしてMasqueradeの後、「光を求めてしまうのはいけないことなの?」という問い、舞台に立つことを拒む静香に言っているのもバレバレなわけですし、しまいには「あなたの顔を見せて」ですからね。その後に、ここなと静香の「二人で演じられたら一番なのにね」という回想シーンを入れてくるわけですから、確信犯なんですよね。分かりやすいが故に感動できるような、そんな演劇パートです。
つまり何が言いたいのか、クリスティーヌとファントムというのは、ここなと静香です。ここな役を八恵ちゃんが演じ、静香役をここなが演じる、そうすることでここなの中に沈んでしまった静香にシリウスのみんなで訴えかけているというわけですね。更にここなが静香を完璧に演じるものだから、更に感動できると。もう、期待した通り激重感情バレバレの超感動舞台だったわけです。こんなの、好きになるしかないでしょう?オペラ座の怪人を利用してやりたかったのは友情物語だと、とんでもないことをやるからこそ、面白くなるんだなと、本当にそう思いましたね。
そんな感じで、オペラ座の怪人を放映する最終回というMasquerade(仮面)を被って、その本性はここなと静香の友情物語だったわけですが、その後のOPに載せながらのまとめも良かった。特にダイスター認定されたのが、ここなじゃなくて八恵ちゃんだったというところですね。カトリンは不満そうでしたが、あれでいいんですよ。だって目指すのは「二人で☆ワールドダイスター」なんですから。静香がサポート役でしかなかった段階のここながダイスター認定されたら、二人の約束がさっそくダメになってしまうでしょう?あの見せ方は、これから二人でワールドダイスターになっていくんだということを再確認させてくれる、そんな演出だったと思います。
こんな感じです。なんだかわたてん12話みたいでしたが、やっぱりこういう最終回は良いですね(笑)オペラ座の怪人に乗せて魅せてきたここなと静香の友情物語、最高でした。本当に見てよかったです。どうもお話の続きをゲームで見れるという事なので、ゲームを楽しみにしていますね。
最後までご覧いただきありがとうございました!