てつとお(ポケモンガオーレ、アニポケ、鉄道)のブログ

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【SL人吉客車購入も提案】 JR東労組盛岡のSL銀河用C58 239の活用案を読む


こんにちは!
今回は労働組合の資料を読んでみたいと思います。今回読むのは、JR東日本労働組合の盛岡地方本部の資料です。先週、少し話題になっていましたが、6/16に労働組合からSL銀河に関する提案の資料が公開されたようです。C58 239に関しては少なくとも2025年2月までは動態保存を維持という方向性になっているようで、動態保存を前提とした提案が行われています。キハ141の廃車回送の日程も明らかにされていたことから、ツイッターなどでも広がっていましたが、昨日に労働組合のホームページに正式にURLが貼られていましたので、今回はこちらの資料を読みたいと思います。(ホームページに載る前はどこから見れていたのでしょうかね?ちなみに私は、ツイッターの画像は見れましたが、原本が見れていませんでした。)


PDFのURLは以下の通りです。

ホームページURL(ここの「2023年6月19日 17:30」に載っています)
www.jreu-tohoku.com

PDFのファイル↓
https://www.jreu-tohoku.com/app/download/8216488461/2023%E5%B9%B46%E6%9C%8816%E6%97%A5No167-168%E3%80%80%E5%9B%A3%E4%BD%93%E4%BA%A4%E6%B8%89%E5%AE%9F%E6%96%BD-SL%E9%8A%80%E6%B2%B3%E9%81%8B%E8%A1%8C%E7%B5%82%E4%BA%86%E5%BE%8C%E3%81%AE%E6%96%B0%E3%81%9F%E3%81%AA%E4%BE%A1%E5%80%A4%E5%89%B5%E9%80%A0.pdf?t=1687163460

それではこちらの二ページ目、C58 239の活用案について読んでみましょう。


C58 239

【主な議論内容】★組合 ●会社
★新津や高崎で運行している 12 系客車や旧型客車の借用や転用して改造してはどうか。
★ばんえつ物語号が走行していない期間中に、借用して客車を走らせることはできないか。
★JR 九州で SL 人吉が運行されているが、そちらも SL 側の方の老朽化により運行休止になる。ただ、客車は
まだ新しいので、客車を購入するなどするのはどうか。
★キハ 40 系やキハ 110 系を種車にして改造するのはどうか。
★釜石駅等で三陸鉄道のレトロ車両と SL を連結させたイベントを行ってはどうか。
★PDCの廃車回送をSLで行ってはどうか。
★JR 貨物にある車掌車を連結して駅構内を走らせてはどうか。
★SL 検修線を活用して SL と自分の車を並べて撮影をやるのはどうか。
★小牛田の 40 系を SL と連結させることや、その他の車両を連結させる等のイベントの活用はできないか。
今後東北本部となるので、車両のやり繰りがそこまで煩雑ではなくなるのではないか。
★上米内駅まで走らせて上米内駅で開催しているウルシのイベント等とタイアップさせるのはどうか。
★今年 12 月 12 日に、C58-239 が最初に火入れしてから 10 年目を迎えるため、イベントの開催はどうか。
★設備やコスト面での課題はあると思うが、東北本線や山田線を走らせることはどうか。
(原文まま 上記ファイルより引用)

まあ、色々と載っていますね。一つずつ見ていきましょう。
まず、高崎の12系や新津の12系ばんえつ物語号用客車の活用です。まあ、こちらは無難な案ですね。牽引列車を再び運行するとすれば、一番実現可能性が高いと思います。労組盛岡で提案しているので、あくまでも東北で活用する前提で、客車を借用したり、転用したりする案となっています。

三つ目の★にびっくり案が載っていますが、まさかのSL人吉客車の購入提案をされています。SL人吉は2024年春に引退が発表されており、SLも客車も余剰となります。このうちの客車を活用する案ですね。現実的かどうかは別にして、面白い案ではありますし、可能ではあると思います。ただですね、「客車は新しい」と書いてありますが、種車はキハ141も人吉客車も同じ50系ですからね(笑)車齢はほとんど変わりません。キハ141に関してはエンジン類の老朽化が指摘されていましたが、人吉客車は気動車ではないというのが違いです。人吉客車ならば、再改造なども特に行わずに観光用列車として活用できると思います。(少し気になるのは水戸岡さんの権利関係ですが、この辺りはどうなるのでしょうね。)
ちなみに、ここまでの客車活用案だと、これまでのような釜石線では走ることはできませんね。元々キハ141が使われるようになった理由は釜石線の勾配に対応するためだったので、自走の出来るエンジンを持たない客車だと別の場所での活躍と言う事になります。



四つ目、キハ40やキハ110の活用案です。九つ目の★にも小牛田のキハ40の活用案もあります。小牛田のキハ40はびゅうコースター風っこを指していますね。こちらの場合、先述の客車活用案ではできなかった、釜石線走行もできますね。特に風っ子の活用なんかは面白そうですね。こちらの場合、観光改造などは行わずにそのまま活用できると思います。一方、キハ110の活用案もあり、こちらの場合、C58はかなり長く活躍できるでしょうね。個人的にはキハ110の改造が行なわれてほしいなと思います。人吉譲渡なんてのはあくまでも一時的なものでしかないですからね。
また気動車活用と言う面では、5つ目の三陸鉄道の車両との連結案もあります。これも実現したら面白そうですね。

6つ目の廃車回送は既に済んでいますが、牽引はDE10でした。
7~8,11個目は、主に庫内でのイベント計画案ですね。貨物の車掌車を使うというのは、トキ鉄のレールパークのような形になりそうですね。イベント案は最近行われている各社の車両基地での撮影会などを見ていると、意外と支社判断で出来そうですね。今後、本線走行は客車の兼ね合いなどもあり難しいかもしれませんが、イベントはたくさん出来そうですね。
ラストは客車などの目途がついた後の提案でしょうね。

こんな感じでしょうか。今回は活用案を読むというタイトルなので、雑談のような形で終わりにしたいと思います。労働組合がこのように活用案を提案しているということで、愛されていたんだろうなというのが伝わりますね。特にSL人吉の客車活用案なんかは夢があって良いですね。C58の今後を少し楽しみにしたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!