こんにちは!
今回はE231系に関する記事を書いていきます。
総武線で活躍しているE231系B編成は、もともと4M6T(4モハ+6サハ)として活躍していましたが、現在では6M4Tへと組成変更が行われています。理由については、山手線からやってきたE231系500番台のMT比に揃えるためといった理由や、もともと連結されていた6扉車を廃車にするためといった理由などがあります。当然、この組み替えにより1編成間のモーター車が増えたことになりますが、モハが増えたことによって、編成間に取り付けられている「ある扉」も増えています。今回はその扉に関する記事にしていきます。
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E231系ミツB編成
組み換えによって増えた扉は「車内貫通扉」
編成組み換えで増えたある扉とは、車内貫通扉です。
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車内貫通扉
この扉は、車端部に取り付けられている扉になります。車両と車両とをつなぐ、幌の部分と車内とを区切るために扉が設置されています。そんな車内貫通扉、209系やE217系、E231系などの一部の編成などには、コストカットのため、取り付けられていない号車も存在します。
209系以降の新形式車両において、コストカットのために、一部の車両に車内貫通扉を取り付けないといった動きがありました。これらの車両は、全車両に取り付けれらていないわけではなく、モハユニットの両端にのみ扉が取り付けられています。つまりサハやクハ、モハユニット間には取り付けれていないわけですね。そのため、これまで4M6TのE231系には、4枚のみ車内貫通扉が取り付けられていました。
こんな感じの組成になっていました。
車両間にたった四枚の扉しかないのですよw なかなか凄いなと思います。
しかし、6M4T化に伴って、車内の貫通扉の枚数が増えました。
上の組成表から下の表になりました。
モハユニットの数が増えたので自動的に扉の枚数も増えたということですね。編成間のモハユニットを増やしたことによる副次的な効果としてこのようなことも起こったのですね。
ちなみに、2003年に韓国で発生した大邱地下鉄放火事件をきっかけに、E233系以降の車両には全車両に扉が取り付けられるようになりました。また、E231系でも最終製造分の元B80~82編成以降についても、全車両に扉が取り付けられています。そのため、新系列電車で行われていた貫通扉削減の動きは、E231系500番台が最後となっています。
貫通扉が無いと、幌の部分から外気がかなり入って来て、夏は暑くなったりするので、個人的には貫通扉が付いていない車両はあまり好きではありません(笑)そのため、E233系から扉が全部付くように戻ってよかったなと思います。
今回はE231系ミツB編成の貫通扉に関する記事でした。
最後までご覧いただきありがとうございました!