こんにちは!
今回はJR九州に関する記事を書いていきます。先週、大きな話題となった鉄道情報の一つに鹿児島本線の増便の話題がありました。JR九州によると、昨年2022年9月のダイヤ改正の際に行った減便の影響で混雑が激しくなったため、平日の朝ラッシュ時間帯に1往復の増便を行うという発表でした。増便される列車は以下のようになっています。
福間7:08発 南福岡7:56着【快速】
南福岡8:05発 吉塚8:20着【普通】
1往復とは言えども、上り便は南福岡~吉塚間だけとという非常に短い区間の運転にとどまりますね。南福岡発吉塚行なんて、こんな短距離列車がよく誕生しましたね…(笑)福間始発の便は快速としての運転となるようです。
ダイヤ改正直後から様々な媒体で混雑に関する苦情が話題になっていましたが、ようやく手を打ったのでしょうか?一部報道によるとコロナ前の95%の乗客が戻ってきたという報道もなされています。コロナが5類となったタイミングでリモートワークが解除となった企業もあるでしょうから、このタイミングで増発した方が良いという判断になったのでしょうかね。3月改正でほぼ修正をしなかったJR九州が増発するとは思いませんでした。しかし、今回はあくまでも臨時便の増発なので、いつでも運転終了させようと思えば簡単にできてしまうというのは気にするべき点なのかなと思います。JR九州は「当面の間運行」と発表していますが、知らぬ間にしれっと運転終了…なんてことになってそうですね。いつまで走るのでしょうか。
さて、この列車、気になるのは使用列車です。なんの車両が使われるのかという点になりますね。今回、その判断材料として毎日新聞の記事をリンクしたいと思います。こちらの記事です。
mainichi.jp
この記事に、かなり大きな情報が載っています。
なんと、両数が書いてあるのですね。運行される列車は8両編成ということです。8両編成ということは、811系か415系1500番台での運転となるでしょう。ここでどちらになるのかを考えるために、現在の運用を考えてみます。まず811系に関しては、27編成所属に対し、合計で25運用が割り当てられているようで、朝ラッシュ時間帯はほぼ予備のない状態になっているようです。一方で415系1500番台に関しては、実質運用離脱状態のFo1501編成を除くと13編成が所属していますが、運用数は8運用しかなく、比較的余裕があります。単純に運用数で考えるならば、415系の可能性が高いのではないかと思います。
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415系1500番台
更に、もう一つ415系の可能性が考えられる点として、南福岡に交代制で常駐している415系がいることです。ダイヤ改正以降、415系の南福岡車両区への入庫運用というのは消滅しています。しかし、わざわざ大分から南福岡に回送させてまで、2~3編成程度、南福岡に常駐する編成が出てきています。これらの編成は、定期運用を持たず、普段は基地で動かずに待機していますが、これまで811系の運用などを代走をした履歴があり、実質的に定期運用を持たない南福岡全形式共通予備車のような扱いになっていると思われます。(過去の代走については以下の記事です。)
e231211.hatenablog.com
この415系の常駐編成は交代制となっており、数週間~1か月に一回程度、大分と南福岡の間で、送り込み回送と返却回送が行われています。この常駐編成を臨時運用に使う可能性があるのではないかと思っています。常駐組は代走で使用しない限り特段使い道はないのですよね。そのため、朝の臨時運用に415系を使用するのはなんらおかしいことではないのかなと思います。せっかく余剰気味の1500番台ですので、活用した方が良いはずなのでね。運用にある程度余裕を持たせておいて、少しはよかったのかもしれません。
この臨時運用に415系が充当されれば、久しぶりに415系の快速が日常的に見れるようになることになります。ダイヤ改正で快速運用は消えていたので、もしそうなったらうれしいものですね。是非とも415系の充当に期待しながら、6/1になんの形式が入るのか楽しみにしたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!