てつとお(ポケモンガオーレ、アニポケ、鉄道)のブログ

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西武鉄道 2022年度70両廃車で旧2000系からも廃車多数!残りわずか12両に


こんにちは!
今回は西武鉄道に関する記事を書いていきたいと思います。
西武鉄道では昨年度(2022年度)、2000系列の大幅な廃車を進めました。昨年度の新型車両の導入は10両×3編成の30両となりましたが、それに対して2000系列からは70両の廃車が発生しています。単純に40両、保有車両の削減が図られており、非常に廃車の多い年となりました。この廃車の背景にはやはりコロナ禍による減便があります。他の鉄道でも減便は行われていますが、ここまで本格的に減便の余剰分車両を廃車にしたのは西武鉄道ぐらいでしたので、西武がどれほど鋼製の非VVVF車の置き換えを本気で進めたいのかの表れのような廃車劇であったと思います。


旧2000系

このような大量の廃車発生により、西武鉄道の旧2000系も一気に廃車が進みました。旧2000系に関しては、2015年ごろから少しずつ廃車が進んでいましたが、昨年はその流れに追い打ちをかけるような廃車発生数になった印象です。昨年度に廃車になった編成をまとめてみると以下のようになります。

8両編成 
2007F 1編成×8両=8両

6両編成 
2027F
2033F 2編成×6両=12両

2両編成
2401F
2403F
2405F
2413F 4編成×2両=8両

計7編成 28両



また、2022年度末での残存編成は以下の通りです。

6両編成 
2031F 1編成×6両=6両

2両編成
2409F
2417F
2419F 3編成×2両=6両
計4編成 12両

2021年末で既に11編成40両しか残っていなかった旧2000系ですが、そのうちの半数以上が廃車になってしまい、2022年度末での残存数はたったの4編成12両です。昨年度全体の70両廃車のうち、28両もの車両が旧2000系で占められています。もともと少なかった形式から多数の廃車が発生したことにより、より見る機会が減ったと思います。
昨年の廃車で特に衝撃が大きかったのが2033Fの廃車でした。2033Fは5次車と呼ばれる車両です。旧2000系の中では後期に製造され、新2000系とほぼ同じ性能の車両でした。6両編成、2両編成共に2編成が製造され、2031,33Fと2417,19Fが5次車です。大規模なリニューアル工事も2006年に実施されており、旧2000系の中でも比較的最後まで残るのではないかと言われていた車両たちでした。そんな5次車からも廃車が発生したことが大きな話題となりました。

このような形で、旧2000系は5次車も安泰とは言えない状況になっており、活躍している姿を見れるのはそう長くないかもしれません。今年の設備投資計画が発表されると、今年度はどのぐらいの廃車が発生するのかが明らかになると思いますので、その数次第では今年度に全廃という可能性もあるかもしれません。先の長くないと思われる旧2000系、今見ておきたい形式です。
最後までご覧いただきありがとうございました!