こんにちは!
今回は海外譲渡に関する話題です。
2016年にJR東海を引退したキハ40・48・11の3形式のうち15両。これらの車両はミャンマーへ譲渡が予定されていたことにより、2016年に金城ふ頭へと運ばれました。その後、そのまま譲渡となればよかったのですが、ミャンマー側の政府方針の変更による受け取り拒否により、これらの車両の譲渡が行われていませんでした。一方で、既に譲渡の担当会社に引き渡されており、JR東海の保有物ではなくなっていたため、キャンセルされたものの解体されることも、譲渡されることもなく、長らく名古屋港の金城ふ頭に留置されたままになっていました。その期間、なんと7年以上です。北海道のキハ183や秋田港の24系など、各地のドタキャン車両たちとともに今後の行方が気になる車両たちでした
そんなキハ40たち。なんと本日、金城ふ頭での船積みが目撃されています。名古屋港のライブカメラから明らかとなっており、私が見る限りでも、船積みが行われていることがしっかりと確認できました。
このようにキハ40がトレーラーで移動されているのが分かるほか、既に船積みされているキハ40も確認できます。
そのほか、ブルーシートが被さった車体が釣り上げられている瞬間も見ることが出来ました。
画像は 海上保安庁ホームページ より引用
名古屋港海上交通センター(東)
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その様子が見れるURLはこちらです。
どうやら、この船はフィリピンの船のようです。フィリピンには既にキハ52やキハ59こがね、203系、14系、関東鉄道350形などが譲渡されており、日本製中古車両の運転実績があります。このようなことを考えると、キハ11・40・48がフィリピンで活躍することはできるのではないかとは思います。一方で、ただ単にフィリピンの船に乗せられただけで他国に行くという可能性もあるのかもしれません。そもそもミャンマーという可能性はないでしょうかね?これらの車両の受け取り拒否の後に、JR東日本のキハ40系列がミャンマーへ譲渡されているのを見ると、現在はミャンマーへの譲渡も可能だったりするのでしょうか?少なくとも2016年と現在では、政権は違うことは確かですけれども…。ミャンマーに行くとなれば、現地まで輸送されたものの、引き渡されずにミャンマーの港に留置されたままとなっている車両共々復活しないかな…?などと思わなくもないですが、どうなるのでしょうかね。気になるところです。
※追記:その後出航しましたが、行き先はシンガポールのようです。シンガポールということで、少なくともフィリピンという可能性は低くなったように思えます。一方、シンガポールに寄港すると考えるならば、ミャンマーの可能性は残っているでしょうね。
更に追記:ミャンマー譲渡と確定しました。既に現地に到着しているようです。
キハ183のタイ譲渡に引き続いてのビックリなニュース。今後どうなるのか、非常に注目ですね。
最後までご覧いただきありがとうございました!
※海上保安庁の利用ルールのURLも記載します。こちらのルールに則って、写真を貼り付けています。
https://www.kaiho.mlit.go.jp/questions/post-1.html