こんにちは!
今回は634型、スカイツリートレインに関する記事を書いていきたいと思います。
昨日から野岩鉄道で634型の普通列車としての運行がスタートしました!
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今週の月曜日~金曜日まで野岩鉄道の普通列車に634型が用いられています。当然、野岩鉄道と東武鉄道のサービスの一環でもあるのでしょうが、おそらく車両のやりくりの都合も絡んでいるのではないかと思います。というのも、野岩鉄道では2022年改正の際に、61101Fを廃車にしてしまっており、現在は2編成体制となっています。その体制の中で、61103Fがクラウドファンディングで達成した観光列車への改造が現在北春日部で行われており、運用に就けない状況になっており、現在稼働できるのは61102Fのみとなっています。そんな中で、61102Fが検査等メンテナンスをしなければならないということで、634型に白羽の矢が立ったのではないかと想像してみますがどうでしょうかね。なにはともあれ、普通運用に就いていますので、乗りに行きたい方はぜひ行ってみてください。
その他にも、4/29には臨時のスカイツリートレイン91号が運行されます。あしかが大藤まつりに合わせた臨時特急で浅草から佐野駅まで運行されます。
このように今年の春は634型にとってはは活躍の春になったということですね。
そんな634型、普段はほとんど運用に就いていません。定期運用も持っておらず、活躍するのはほぼ団体列車専用のようなものです。現在でこそ634型はニートレインのような状況になっていますが、実はデビュー当初はほぼ定期運用扱いの毎週運行の臨時列車も持っており、毎週末活躍していた車両だったのですね。今回はそんな634型の過去の運行を振り返ってみたいと思います。
スカイツリートレインはその名の通り、ちゃんとスカイツリーへの観光客を運ぶのが目的の列車だった
スカイツリートレインって、スカイツリーという名前が使われているのに全く関係ない区間でよく走っていない?と思われている方、いらっしゃいませんか?今ではほとんど名前だけスカイツリーが使われているような車両になってしまいましたが、毎週の運行を持っていたころはちゃんとスカイツリーへの観光客を運ぶ列車だったのですよ。
スカイツリートレインの運用は2012年にスタートしました。このころの運行は東武沿線の各地と、スカイツリー・浅草を一本で結び、東武沿線からスカイツリーへ客を運ぶための運行となっていました。そのため、様々な路線の駅を始発駅としてスカイツリー駅まで運行していました。始発・終着駅は大宮駅(野田線)、太田駅(伊勢崎線)、鬼怒川温泉(鬼怒川線)、新栃木(日光線)となっており、これらの駅とスカイツリーを一本で結んでしました。ちなみに2012年の運行当初の時刻表を載せてみるとこんな感じです。
【土曜日】
太田9:02発 浅草11:05着 スカイツリートレイン2号
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大宮12:30発 浅草13:25着 スカイツリートレイン4号
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浅草14:30発 鬼怒川温泉16:51着 スカイツリートレイン1号
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鬼怒川温泉17:50発 浅草20:05着 スカイツリートレイン8号
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浅草20:30発 新栃木22:00着 スカイツリートレイン3号【日曜日】
鬼怒川温泉11:04発 浅草13:25着 スカイツリートレイン6号
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浅草14:30発 鬼怒川温泉16:51着 スカイツリートレイン1号
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鬼怒川温泉17:50発 浅草20:05着 スカイツリートレイン8号
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浅草20:30発 新栃木22:00着 スカイツリートレイン3号
このような形です。特に土曜日は各地からスカイツリーに向かって運行されており、とても特別な車両だったのですよ。野田線はスカイツリートレインで春日部駅で野田線→伊勢崎線への転線を行っていたので、日常的にこの転線を経験できるというのはとても面白いものでした。。当時、8111Fなどによる大宮始発スカイツリー行の運転経験はありましたが。定期的に乗れる列車として運行されたのはスカイツリートレインが初めてでしたからね。懐かしいものです。
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大宮に入線していたころの8000系&634型
このようにスカイツリーが出来た当初は、スカイツリートレインはその名の通り各地とスカイツリーを結ぶ特急としてしっかり活躍していたのですね。しかし、2017年春の改正でリバティが誕生すると、634型はこれまでのような週末運行をストップ。臨時特急としての運行はあるものの、基本的にはニートレインとして車庫で寝ているばかりの車両になってしまったということですね。
6050型無き今、634型がいつまで現役なのかなかなかわからないところではありますが、できる限り長く見続けられるといいなと思いますね。
最後までご覧いただきありがとうございました!