こんにちは!
今回はJR貨物の機関車に関する記事です。
九州島内ではJR貨物の電気機関車として、交直両用のEF81・EH500・EF510と、交流専用機のED76という4つの機関車が活躍しています。EF510は九州専用の300番台が今年の3月から運用を開始しました。このEF510によって、今後EF81とED76の2つの形式の国鉄電機が引退する予定となっており、国鉄電機が多く活躍していた九州からもついに国鉄電機が消えようとしています。そんな九州の電気機関車ですが、電気機関車の中でも一際人気の機関車が存在します。それがEF81 303号機です。
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EF81 303
このEF81は見た目も非常に特徴的なのが分かると思います。そう、この300番台は、ステンレス製の車両となっているのです。EF81の300番台はかつて301~304までの4台の機関車が存在していました。しかし、301,302,304の3機は2010年代に既に廃車となっています。その後、2021年には3機まとめて解体されており、車体自体も存在していません。そんな中、EF81 303だけは2020年代になっても1機だけで活躍し続けています。そんな見た目の稀有さ、製造数の少なさ、そして最後まで残った1機の珍しい存在としてたくさんの人に愛されている機関車です。
そんなEF81 303、近頃運用離脱が続いています。先ほど、EF510 301が3月から運用開始したと記載しましたが、それとほぼ同じタイミングでEF81 303が一切運用に入らなくなってしまいました。303の最後の運用は2/28となっていますので、1か月半以上運用に就いていないことになりますね。時々短期間の離脱が見られることはありましたが、1か月半以上の離脱というのは珍しい状況です。この運用離脱に、一部では引退したのではないか?という書き込みも見られますが、実際に引退したのかしていないのか、そのあたりはまだ判断できないのかなと思っています。
ちなみに、EF81 303の前回検査は2022年3月に全般検査となっています。この検査履歴を見ても分かると思いますが、決して検査期限が差し迫っているというわけでもないんですね。303号機はEF81の中でも比較的最近に検査を受けていますので、このタイミングで廃車になるのか?と考えると、個人的には疑問符が付くのかなと思います。この検査期限の状況などを考えてみると、走行距離調整を行っている可能性というのもあるのではないかなと思います。検査期限が迫っている機関車を優先的に走らせて、303号機の検査期限を延ばしている…という可能性ですね。この可能性もあるというか、この可能性に期待したいものですが、どうなるでしょうか。また走っている姿を見せてくれるでしょうか。どうなるのでしょうね。
※追記:どうやら故障という話もあるようです。故障ならば、修理後に復活する可能性が高いと思われます。
最後までご覧いただきありがとうございました!