こんにちは!
今回はE217系に関する記事を書いていきたいと思います。
4月に入ってから、E217系の疎開の動きが加速しています。引き続き、E235系の導入が進んでおり、それに伴い、E217系にも余剰が発生していますが、その余剰となった車両たちが廃車とならずに、各所に疎開されているのですね。3/31~の疎開関連の動きをまとめてみると以下の通りになります。
【疎開】
3/31 Y-8+Y-139編成 幕張疎開
4/3 Y-2+Y-110編成 幕張疎開
4/13 Y-146編成 東京疎開(返却から2日で再疎開)
4/13 Y-14+Y-133編成 国府津疎開【返却】
3/31 Y-37+Y-136編背 幕張疎開返却
4/3 Y-21+Y-104編成 幕張疎開返却
4/10 Y-146編成 東京疎開返却
4/13 Y-102編成 国府津疎開返却
最近の動きはこのようになっていますが、既に以前から疎開されている編成もいます。疎開中の全編成を記載すると以下のようになります。
Y-2(幕張)、Y-8(幕張)、Y-14(国府津)、Y-19(国府津):基本編成4本
Y-106(国府津)、Y-110(幕張)、Y-119(東京)、Y-133(国府津)、Y-139(幕張)、Y-146(東京):付属編成6本
↑
E217系
このようになっており、多くの編成が疎開されています。疎開中の編成を含めた、現段階でのE217系の在籍状況は基本編成が29編成、付属編成が30編成となっています。既にE235系も基本編成が25編成、付属編成が21編成落成していますので、疎開編成のうち数編成は廃車にしても問題ないはずです。ところが、廃車にすることが出来ない事情があるのですね。それが、インドネシア譲渡に関する動きです。
3月初頭に話題になったE217系のインドネシア譲渡の話ですが、現状でもまだ導入をするかしないかが決まっていないという状況が続いています。譲渡の可能性が無いとは言えないものの、公式な決定はまだ行われていないという状況です。譲渡が決定した場合、インドネシア側は最大29編成を導入をしたいと考えているようです。29編成という数字は、現状残っているE217系の数とほぼほぼ一致します。つまり、これ以上解体してしまうと、インドネシア側が求める数を確保できなくなってしまうため、これ以上の廃車はできないという事ですね。仮にE217系29編成の導入が決定すれば、現在残っている基本編成は全て譲渡、付属編成に関しても1編成を除き譲渡ということになります。こういったこともあり、余剰となっているE217系については、疎開をするしかないという状況になっています。
今後、E235系はどんどん落成するでしょうから、E217系の余剰も増えてくることでしょう。そして譲渡が決まったとしても、すぐに譲渡できるわけでもないですし、基本編成を8両編成に組成しなおす(インドネシアは基本8連+付属4連の12連で運行することを想定しているようです。)作業も、おそらく日本でやるものと思われます。そうなると、船積みまでまだ時間はかかるでしょう。こういった状況ですので、更に疎開が増えるかもしれませんね。既に幕張と国府津は2編成ずつ疎開されていますので、今までE217系の疎開が発生しなかったような場所に疎開されてほしい…なんて思ったりもしますが、どうなるでしょうね?
とにかく、全編成譲渡されるとしても、一部編成のみの譲渡に留まるとしても、譲渡されないとしても、インドネシア側が導入するかしないかを決めるまでは、今残っている編成は動けないという状況になっています。果たして、次の動きが起こるのはいつになるでしょうかね。
最後までご覧いただきありがとうございました!