こんにちは!
今回は京阪のプレミアムカーに関する記事です。
京阪のプレミアムカーという車両をご存じでしょうか。プレミアムカーというのは、京阪の特急に連結されている座席指定の有料車両です。京阪の特急というのは、通常車両であれば、追加料金なしで乗車することが出来ます。通常車両もクロスシートで、Wデッカー車両が連結されているなど、非常に快適な車両ではあるのですが、更に豪華で、必ず着席できる車両が1両連結されています。それがプレミアムカーです。イメージとしてはJR東日本の普通列車グリーン車をイメージしていただけると良いと思います。
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プレミアムカー(京阪の公式サイトより)
このプレミアムカー、現在は8両編成中1両しか連結されていないのですが、2025年秋から8両編成中2両連結されるようになるとのことです。それだけ繁盛しているということなのでしょう。JR東日本の普通列車グリーン車が10両中2両ですから、特別車の比率はかなり大きくなりますね。繁盛していることは良いことだと思います。
さて、そんなプレミアムカー、今年の1月に実際に乗ってみました。そのうち、乗車レポを書こうと思っていたのですが、たまたまプレミアムカー増結の方が発表されましたので、便乗してこのタイミングで乗車レポを書いてみたいと思います。
まず、車内はこんな感じです。
このように特急に似た座席が設置されており、2+1列シートとなっています。
非常に座りやすい座席となっています。
窓枠に関しては、3000系はいわゆる「外れ席」が無いように設計されています。一方、8000系に関しては存在するようです。
足元に目を向けてみると、絨毯張りの床となっており、更に高級感あふれるポイントだなと感じたのは、窓の下の部分、車体の壁側の足元にライトが照らされているんですよ。この辺りも、非常によく作られているなと感じましたね。こういった細かいところが、さすが京都を走る列車だなと感じたところです。
今一度座席に目を向けてみると、ひじ掛けのところには各席にコンセントが設置されています。この辺りも最近の特急と同等の見合う設備になっています。
このように、非常に豪華で快適な車両になっています。これまで京阪はほとんど乗ったことはなかったので、プレミアムカーもこれまで一度も乗ったことはなかったのですが、これは乗りたくなりますよ(笑)繁盛する理由が分かりますね。京阪特急は通常車両でも座席が快適なので、それ以上の設備にしないと…ということで、このような豪華な作りになっているのだろうと思います。
さて、そんなプレミアムカー、追加料金はいくらなのでしょうか。ここからは料金体系のお話です。プレミアムカー、最大でも追加料金500円で乗ることが出来ます。最大と書きましたが、料金体系は400円と500円の二つだけです。出町柳を起点とすると、香里園までが400円、寝屋川市以降は500円となっています。
京阪特急は淀屋橋~出町柳間を結んでいますが、この区間を乗り通してもプレミアムカー料金は500円です。淀屋橋~出町柳は営業キロ51.6㎞です。51.6㎞というのに対し、500円というのが非常に安いということをお伝えするために、JR東日本のグリーン車料金と比較してみます。JR東日本のグリーン車は50㎞以上だと、平日は1000円、休日は800円です。なんとJR東日本のグリーン平日料金とプレミアムカー料金を比べると半額です。ちなみに、JR東日本のグリーン車の50km未満の料金は平日780円、休日580円です。ですので、JR東日本の最低料金と比べても、京阪の方が最大料金の方が安いのですね。このように、料金体系も安いものが採用されています。
料金も安くて、全席指定で座れることが確約されており、コンセント付ですので、関東の基準で考えると、とても乗り得だなと感じました。ちなみに私が乗っていた際も、途中駅から乗車してくるなどして、満席に近い席が埋まっていました。ぜひ皆さんも乗車してみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました!