こんにちは!
今回は京成3600形3688Fリバイバルカラーに関する記事です。
現在、3688Fが約1週間運用を離脱しています。先週の木曜日の運用を最後に一度も営業運転に入っておらず、何らかの影響で運用を離脱しているものと見られます。実はこの離脱、SRアンテナの取り付けに伴うものかもしれません。今回はその可能性について記事にしていきたいと思います。
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京成3600形 3688F
まず、このタイミングでの運用離脱の意味についてです。なぜ、このタイミングでの運用離脱がSRアンテナ取り付けに伴う可能性があると判断する材料になるのかと言えば、AE型AE5編成のSRアンテナ取り付けが完了したタイミングであるからです。AE5編成は今月の頭までSRアンテナの取り付けを行っており、今週の月曜日に運用に復帰しました。そのすぐ後のタイミングで3688Fが運用を離脱しています。そこで調べたところ、宗吾工場に入場しているといった目撃情報もツイッター上にあがっており、この目撃情報からもSRアンテナが取り付けられる可能性が高まったのではないかと思います。
こういった情報以外に、車両のやりくりという観点から考えてみても、3688FのSR無線取り付けがおかしくはない状況となっています。その理由が、3688Fは、3748Fの8連化の前までSRアンテナ取り付けに伴う予備車両という扱いだったにも関わらず、現在では、3688Fも含めて現有の6両編成の車両をすべて稼働させなければ運用が回らなくなっているからです。昨年の11月に発生した3788Fの青砥駅での脱線事故が上記の状況に繋がっています。青砥駅付近で発生した脱線事故の当該は3788Fで8連の車両でした。そのためこの時点では6連に直接的な影響はありませんでした。しかしその後、8連が不足している影響なのか、脱線した3788Fと、6連で運行されていた3748Fを組み合わせる形で、新たな8連の3788Fを形成しました。3748Fが8連不足解消に回されてしまった影響で、現状では、3748Fが8連に回される前の状況と比べ、6連車両が1編成車両が足りない状態となっています。
一方で、京成電鉄ではSRアンテナ取り付け工事に伴う予備車の確保を目的として、数年前から予備編成を1編成増やしている状況でした。そのため、3748Fが離脱したとしても、現行の編成すべてを稼動させれば、SR無線工事が行われる前の本数を維持できることにはなります。本来、脱線事故が発生しなければ3748Fは6連のまま活躍していたはずなので、SRアンテナ設置工事の終了と同時に予備車として1編成余分に配置していた3688Fを引退させることが可能なはずでした。しかし、3748Fが8連に組み合わされてしまったため、3688Fも稼動させなければ、車両が不足することになります。こういった背景も踏まえて、4月のデジタル無線への完全切り替えの前に3688FにSRアンテナを設置し、4月以降も乗り切る可能性というのが出てきたのではないかと思われます。そんな中での、今回の3688Fの運用離脱と宗吾入場の目撃情報ですので、今回の離脱はやはりSR無線取り付けのためという可能性が発生しているのではないかと思います。
思わぬ形で3688Fに延命の可能性というのが発生してきましたね。ターボ君のSRアンテナ設置は想定内でしたが、ここに及んで3688FにまでSRアンテナ設置の可能性が浮上してくるとは…。本当に何が起こるのか分からないものです。SRアンテナの工事には1か月ほどはかかりますので、今回の運用離脱が本当にSRアンテナ設置によるものなのか、ゆっくり待つこととしましょう。私も楽しみにしたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!