てつとお(ポケモンガオーレ、アニポケ、鉄道)のブログ

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リニューアルで…紛らわしすぎ!相鉄10000系と11000系【差が分かりますか?】


こんにちは!
今回は相鉄に関する記事です。
相鉄では様々な形式が走っていますが、その中でも現在、あまりにも紛らわしすぎる2形式が誕生しています。相鉄10000系のリニューアル車と11000系です。まずは、下の画像をご覧ください。

この写真、どっちが相鉄10000系で、どっちが11000系か分かりますでしょうか?答えは、右が10000系、左が11000系です。なぜこの二形式はこんなにも似ているのか、そして見分け方のポイントがあるのか、今回はそういった点を書いていきたいと思います。


そっくりすぎる二形式はリニューアルで誕生

このそっくりすぎる二形式は10000系のリニューアルによって誕生しました。この二形式、10000系のリニューアル前はここまでそっくりな形式ではないかったのです。


10000系未更新車

このように、行先表示器は3色LEDで、そして一番はライトが下部に設置されていたので、全く見た目の印象が異なると思います。そんな中、10000系は機器更新の時期に差し掛かってきました。相鉄では近年、8000系や9000系といったライトが前面の下部に設置されていた形式のライトを、車両の更新工事と同時に運転席の上に持ってくるといった改造を行っています。10000系もその例にもれず、機器更新と同時にライトを運転台の上部に設置しなおすというリニューアルを実施しています。その結果このように11000系と見た目がそっくりになってしまったのです。10000系と11000系はそれぞれJR東日本E231系E233系をベースとして形式であり、車体構造なども似ているため、ライトを移設しただけでこのようなそっくりの見た目になってしまったのですね。そっくりな見た目の形式が誕生した背景にはこのような理由があります。現在、11000系と同じカラーでライト移設の改造が行なわれている10000系は10702Fと10703Fの2編成が存在します。そのほかの編成はまだ未更新の姿、もしくは塗装変更が実施され、11000系とは全く違う姿になっています。

見分け方のポイントは?

それではこの二形式、見分けるポイントはあるのでしょうか。正直に言ってしまうと、ほぼないです(笑)側面を見ればすぐに分かりますが、前面を見ただけではほぼ判断がつかないと思います。まず見分ける一つ目のポイントとしては、当然ながら前面の車番ですね。正直、ここが一番です。10000系は10〇〇〇と、11000系には11〇〇〇と車番が記載されていますので、この数字を見るのが一番分かりやすいでしょう。

続いて、フルカラーLEDの違いも挙げられます。実は10000系の方がリニューアルが最近に行われたということもあり、フルカラーLEDが非常に鮮やかなカラーになっています。10000系にはコイト製のフルカラーLEDが設置されています。一方で、11000系は2009年に製造された当時から変わらないものが設置されているため、黄ばんだ色に劣化しています。こういった違いも見分けるポイントかと思います。しかし、11001Fの1号車のみ新しいものに交換されているので、この編成のみはフルカラーLEDの違いでの判断はできません。
他にも運転台の高さが若干異なりますが、相当見慣れないとなかなか見分けがつかないと思います。写真をよく見比べてみると分かると思いますが、11000系の前面窓は少し高めに設置されています。



一方で、側面を見てみるとかなりの違いがあります。一つ目がクラッシャブルゾーンの有無の違いです。10000系にはクラッシャブルゾーンが設置されていないので運転台の窓が設置されていませんが、11000系にはクラッシャブルゾーンが設置されているので運転台の側面に窓があります。その他にも、乗客用のドア窓の違いなども挙げられます。(10000系がE231系タイプの丸みを帯びたドア窓、11000系はE233系タイプの角ばったドア窓)

違いはこのぐらいかと思います。
このように見た目がそっくりな形式も相鉄には存在します。車両が豊富なので相鉄は面白い路線だと思いますよ。ぜひ注目してみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました!