こんにちは!
今回はJR高崎線のダイヤ改正に関する記事を書いていきたいと思います。
今年のダイヤ改正で高崎線は特急が大きく変わることになりますが、普通列車でも変更点があります。大きな変更点が前橋行の大量減便です。現状では、高崎線の高崎以南に直通する(から直通してくる)前橋始発/終着の列車は上りが平日休日ともに10本、下りは平日が12本、土休日が13本存在していますが、これらの列車が、上りは平日が3本、土休日が4本、下りは平日が8本、土休日が9本まで減少することになります。主に朝夕のラッシュ時に存在していた前橋行ですが、大きく減少することになります。一部列車では、高崎駅にて乗り継ぎが出来るようなダイヤが組まれている列車もあるものの、運行区間短縮となる区間の乗り継ぎ便が設定されていない列車もあり、高崎以北の本数が減ることになります。
こういった系統分離の施策は高崎線だけでなく、宇都宮線でも実施されおり、昨年のダイヤ改正において朝夕に設定されていた黒磯始発/終着の宇都宮以南直通列車が廃止となりました。こちらは減便ではなく、完全な廃止ですので、既に宇都宮以南での黒磯行という行先は廃止されており、宇都宮駅での乗り換えが必須といった状態になっています。
こういった宇都宮線の状況を見ていると、高崎線も将来的に系統分離によって前橋行が完全消滅してしまうのではないかと思われるかもしれませんが、その可能性はあるのでしょうか?答えとしては、可能性としてはあり得るのではないかと思います。
今回の改正で前橋行がわずかながら残ったことについては、ワンマン化が行われないというのも一つの理由であるかと思います。宇都宮線の宇都宮~黒磯の系統分離でもそうでしたが、完全な系統分離はワンマン化が行われてからでした。宇都宮線では2022年のダイヤ改正より、205系に代わってワンマン化対応のE131系が誕生し、それに合わせ、宇都宮線の宇都宮~黒磯間及び日光線は完全にワンマン運行となり、車掌が乗務した列車は完全に廃止となりました。このワンマンのタイミングが一つのポイントであると思われます。現在、高崎のローカル地区で活躍している車両は211系となりますが、この車両はワンマン運転に対応していません。しかし、近い将来に訪れるであろう211系の置き換えの際には、後継の新型車両はワンマン対応車となるのはほぼ確定路線です。世代交代に伴う、高崎地区のワンマン化が行われた際に、高崎~前橋間も特急以外は完全なワンマン区間となり、高崎以南からの直通列車が廃止となる可能性というのはあるのではないかと思います。一方で、このワンマン化のタイミングでも直通が廃止とならなければ、今後もわずかな本数が残り続ける可能性が浮上してくるのではないかと思います。
完全な廃止の一つの見極めのポイントとなるのが、211系の世代交代の時期になるのではないかと思いますが、まだ数年後の話でしょう。とりあえず今回、数本ながらも前橋行を残したということは、ツーマン体制のうちの完全な廃止というのは起こらないのかなと思っていますがどうなるでしょうか。
今回は高崎線に関する記事でした。
最後までご覧いただきありがとうございました!