こんにちは!
今回はJR西日本に関する記事を書いていきたいと思います。
先日、金沢総合車両所松任本所に保管されていた、キ100形キ209が解体されました。
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キ209
キ209という車両は、廃車後も30年近くにわたって保管されてきた車両で、一般公開などでもその姿をよく見せていた車両です。長らく保管されてきましたが、このタイミングでの解体ということになったようです。
松任工場では、昨年10月には車籍を有した状態で保管されていたEF81 44,114も解体されている他、解体待ちとなっていた413系,415系の解体も進んでおり(こちらは吹田でも解体)、保管車両が急激に減っています。現段階では解体待ちの413系,415系が4編成残っているようですが、こちらは近いうちに廃車・解体となると思われます。そうなると、残る保管車両は、モニュメントになっているB6形を除くと、JR西日本の登録鉄道文化財に指定されているクモハ475‐46のみということになります。さすがに登録鉄道文化財に指定されている車両を解体するとは考えにくいと思いますが、今後どうなるのかは注目だと思います。
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EF81
そんな松任工場ですが、2024年の北陸新幹線の敦賀延伸に伴い、金沢~敦賀間が第三セクターへ移行されることとなっており、三セク移行後の動向が注目されます。松任工場は金沢~敦賀間の松任駅に隣接した工場ということで、三セク移管後は、三セクの路線上に隣接する工場ということになります。このことから、現在はJR西日本が所有している工場の三セク移管後の動向が気になるということですね。2021年1月の新聞報道によれば、松任工場に関しては三セクへの譲渡の対象とはなっておらず、少なくとも三セクの所有工場になることはないと思われます。そうなった場合、工場のみはJR西日本が継続するのか、それとも移管後は廃止となってしまうのか、どうなるのかが注目されています。30年も保管されていた車両が、このタイミングでの解体ということで、何か不穏な動きのような気もしますね。調べてみると、閉鎖が確定しているという報道がなされたこともあるという情報を見かけましたが、ソースがよくわからない状況でした。三セク移管後、この工場を引き続きJR西日本が使う事は、輸送費(線路の保有会社が変わるため、工場に車両を送り込む場合、線路使用料を払わなければならなくなります)のことを考えると、考えにくいと思いますので、おそらく閉鎖が確定路線なのではないかと思っていますが、今後、この工場がどうなっていくのかも注目だと思います。
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