てつとお(ポケモンガオーレ、アニポケ、鉄道)のブログ

てつとおのブログ

主に鉄道記事、アニメ感想を書いています。

【祝】209系 落成から30周年!「走ルンです」と呼ばれて…


こんにちは!
今回はJR東日本の209系に関する記事を書いていきたいと思います。
本日、2/5は209系のトップナンバーの編成が落成してからぴったり30年となります。1993年2月5日、209系の1番目の編成となるウラ104編成が誕生しました。それ以前の1992年には、後に209系に編入することとなった、209系の量産先行車にあたる901系という形式は誕生していました。しかし、901系は1993年段階ではあくまでも901系という形式で登録されていたので、209系という形式が誕生したのは1993年2月5日になります。2023年段階でウラ104編成(のちのウラ1編成)は現存しておらず、まだ車齢30年を迎える編成はこの世の中に存在しておりません。しかし、1993年の2/13には2編成目となるウラ105編成があまり間髪をおかずに誕生しており、そちらの編成は現存しています。その編成がMue Trainです。


Mue Train



今では人気者のむえ様ですが、実は209系の中ではかなり初期に製造された編成なんですね。というわけで、現存している編成で車齢30年を一番最初に迎えるのは、2/13にMue Trainということになります。

そんな209系ですが、E231系E233系E235系などの新系列電車に生かされた形式であるということは多くの方がご存じかと思います。そんな新系列電車の大元になった形式が30年という事で、なんだか時の流れの速さを実感しますね。思えば209系という形式は「走ルンです」や「走るプレハブ小屋」などと、そのチープさを揶揄されてきました。その大元には、209系が「価格半分、重量半分、寿命半分」というコンセプトのもとに作られた形式であるということがあると思います。「価格半分、寿命半分」に関してはその通りなのですが、寿命半分というコンセプトについては、多少の語弊があり、正しくは「寿命半分で廃車にしても損をしない」ことをコンセプトにしており、決して寿命半分しか活躍できないということではないんですね。実際に房総地区の209系は初期に製造された車両も含め、機器更新を行うことによって現在まで活躍しており、問題なく活躍できています。機器更新をしなければ寿命半分で、更新をせずに廃車にしても損はしない(実際に未更新のまま解体された車両も多く存在します)し、機器更新を行えば延命させることだってできる、そんな万能形式であると思っています。
現在のJR東日本では当たり前となった「機器更新」や「新保全体系」。これを作り出したのは全て209系です。そんな新系列電車の橋掛けとなった形式が今日まで多く残っており、更に私鉄譲渡なども行われ、活躍の幅を広げているのがうれしい限りです。これからもできるだけながく、その姿を見続けられるといいなと思います。
209系の製造コンセプトなどに関する話題は、また別の記事で詳しく書いていければと思っています。とりあえず今回は209系30年を知らせる記事にしたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!