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春の臨時列車の発表から一夜明け、やはり185系の臨時特急返り咲きが大きな話題となっていますね。
185系は2021年をもって、臨時列車としては役目を終えており、2022年からは団体専用列車となっていました。しかし、2023年には再び臨時列車に返り咲きということで、一度現役を引退したにも関わらず、再び復帰するという珍しい構図になりました。どうしてこのような現象が起こったのかと言うと、何度もご説明している通りですが、E257系5500番台の「あかぎ」「草津・四万」転用が影響しています。これまで専ら、臨時・波動用車両として活躍していたE257系5500番台を定期列車に充当させるということで、3編成が定期用に転用されることがほぼ確実となっています。そうなると、臨時・波動用の車両が足りなくなるわけで、その補填として、185系が使われるというわけです。651系置き換えのための穴埋めとして、185系が使われるわけですから、直接的ではないにしても、185系が651系を置き換える形となりました。車齢が古い車両が新しい車両を置き換えるという極めて異例の対応となっていることが分かると思います。
というわけで、これまでE257系5000番台が3編成、5500番台が5編成で担っていた季節臨や集約臨などの運用は、今後はE257系5000番台3編成、5500番台2編成、185系2編成で担っていくことになりそうです。185系はあくまでもE257系5500番台がどうしても足りない場合のみの活躍に限定され、今後もクラツーなどの団体列車としての運行がメインになるのではないかと思います。春の臨時列車を見ていても、最低限の列車にしか設定されていないのが、その裏付けとなるのではないかと思います。
651系に関しては、完全引退は明言されていないものの、臨時の草津・四万もE257系での運行と明言されていることや、E257系デビューに関するパンフレットの記載などから考えても、今後もあかぎや草津・四万で活躍するとは考えにくい状況ですね。しばらくは、団体専用列車として残るかもしれませんが、定期運用や臨時運用からは、ダイヤ改正をもって完全に撤退するのがほぼ確実となったのではないかと思います。
このような光景は2014年の651系高崎線デビューの時からは考えられなかった光景ですね。そもそも、651系は185系を置き換えるために導入された形式です。まさか当時、185系の運用を置き換えた形式が、185系に置き換えられることになるとは思ってもいませんでした。それだけ、651系の老朽化が深刻だったのでしょうか。
今回は春の臨時列車に関する簡単な感想でした。
最後までご覧いただきありがとうございました!