こんにちは!
今回はE217系に関する記事を書いていきたいと思います。E235系への置き換えが進行中のE217系ですが、今年度の製造は昨日出場したE235系F-22編成をもって一旦終了となる可能性が高くなっています。今年度のE217系の廃車は基本編成に関しては後1編成ほどとなり、現在残っているほとんどの編成が来年度にも活躍することになりそうです。
そんな中、今回はE217系のY-2編成についての記事を書いていきたいと思います。
E217系Y-2編成は現在も活躍中の編成です。基本編成・付属編成共に2編成ずつ存在していた量産先行車のうちの1編成です。現在、Y-1編成が廃車となっているため、基本編成では唯一の現役の量産先行車ということになります。
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E217系Y-2編成
そんなY-2編成ですが、E235系が運用に就く前、ネット上ではこの編成が最初の廃車候補なのではないかと噂されていました。なぜ、そのような噂が飛び交っていたのかというと、Y-2編成の車内の状況が他の編成に比べ、格段にボロボロであるためです。
YouTubeなどでよくネタにされていますが、この編成は非常に車内の状態が悪いです。私の動画ではないですが、YouTubeに上がっていたY-2編成の動画を貼り付けてみます。
この方の動画でも、サムネの段階からボロボロであることなどが分かるようになっていますが、E217系の中でも、特に状態の悪い編成として、Y-2編成はE235系の導入が始まる前から有名な編成でした。同じ量産先行車の中でも特に状態が悪くなっていましたが、他の編成と比べてこれほどまで劣化してしまった理由の一つとして考えられるのが、Y-2編成が川崎重工製であるという事です。川崎重工製の車両はなぜか床などが劣化によりぼこぼこしやすいようで、(こちらはJR東日本の労働組合の資料で、会社が名言しています)劣化がより顕著に表れるようです。量産先行車のY-1編成は川崎重工製ではありませんでしたので、劣化はあまり目立っていませんでしたが、E217系の中でも最初期に製造された車両であり、なおかつ川崎重工製であるということから、Y-2編成は劣化が顕著だったのでしょう。こういった劣化具合から、Y-2編成は優先的に廃車になるのではないかと言われてきました。
しかし、結果はそんなことはなく、むしろ編成番号が一桁の編成の中では、長生きの部類まで到達してしまいました(笑)これはひとえに検査期限のおかげでしょう。Y-2編成は2021年に指定保全を通しており、絶妙に廃車が後回しになる順番で検査を通しています。E217系の廃車の順番に関しては、車体保全切れの編成を優先的に廃車にしていましたが、指定保全は通すという動きでしたので、Y-2編成がたまたま2021年に指定保全を通す順番であったことが幸いして、ここまで残れているのでしょう。
ただ、本当に走行に問題があるならば、検査期限は関係なく、1編成ぐらい置き換えを後回しにしてでも廃車にするのでしょうから、ここまで残れているということは、Y-2編成の劣化は走行に関して得に問題はないということなのでしょう。量産先行車特有のボックスシートを兼ね備えた最後の編成、いつまで活躍するのか注目ですね。
最後までご覧いただきありがとうございました!
※当初、量産先行車は基本・付属ともに3編成ずつと書いておりましたが、正しくは2編成ずつです。訂正し、お詫び申しあげます。