こんにちは!
今回は埼玉高速鉄道に関する記事を書いていきたいと思います。
今年の4月、埼玉高速鉄道の中期経営計画において、埼玉高速鉄道に新型車両が1編成導入されることが発表されました。
https://www.s-rail.co.jp/up_pdf/sr-3yr-plan-2022.pdf
こちらは2024年度までの計画となっています。
埼玉高速鉄道も来年3月の東急・相鉄直通により、相鉄線との直通車両が運行予定となっており、ますます利便性が向上する路線です。既にホームの8両編成対応は完了しており、直通に関する準備も整った状況です。次回の改正では埼玉高速鉄道の保有車両自体は相鉄線への直通は行いませんが、東急の車両、もしくは相鉄の車両が相鉄からの直通列車として使われることになると思われます。そんな中で、新型車両が導入されるということですが、今回の導入の目的は「相互直通運転各社局の8両編成化に伴う新造車両の導入」と掲載されており、乗り入れ先の他社線(東急目黒・メトロ南北・相鉄線など)の保有車両の8両化に合わせるための新型車両の導入となるようです。1編成だけとは言えども、自社保有車両に8両編成の車両があった方が良いという判断なのでしょうかね。
そんな新型車両ですが、鉄道チャンネルさんの取材記事において、ある程度の情報が判明しており、新型車両の大方な予想が出来るような、そんな状況となっています。(記事はこちら↓)
tetsudo-ch.com
この記事の内容によると、中期計画に記載されていた通り、8両編成の車両となること、更に東京メトロ17000系の8両編成の車両の共通設計となること、一方で前面のみはオリジナルの顔となる可能性があること、更には近畿車輛に発注済みであることなどが記載されています。こういったことからも、現在活躍している2000系とは全く異なった、完全な新型車両となることになります。
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埼玉高速鉄道2000系
現在活躍している2000系も実は東京メトロ9000系を基に作られた形式であるため、今回の新型車両が17000系と仕様を揃えることも納得できる点であると思います。一方で、2000系は9000系と前面が全く異なった車両となっています。9000系をベースとしながら、全く異なる顔の車両を作った実績から考えても、インタビュー記事の通り、17000系とは全く違う顔の車両が誕生する可能性が高そうですね。一見、全く異なる車両に見えるものの、側面や走行機器に関しては17000系と揃えられている、そんな車両になるのではないかと思います。
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東京メトロ17000系
ポイントは17000系の特徴的な丸顔がどこまで埼玉高速の新型車両の前面に引き継がれるか、この点なのではないでしょうか。全く17000系とは関係のない、真っ平らな顔が出てきたら面白いですが、どうなるのかが楽しみですね。
更にこの他にも中期計画によると岩槻延伸(浦和美園~岩槻)の計画を進めることが記載されています。またそれに伴う車両増備の検討も行うようです。いまだ構想段階で、着工決定すらしていない状況なので、今後この計画がどうなるのかは分かりませんが、こちらの動きも注目だと思います。
今回は埼玉高速鉄道の新型車両に関する記事でした。2新型車両は17000系ベースということですが、どんな車両が誕生するのか、楽しみですね。
最後までご覧いただきありがとうございました!