こんにちは!
今回はデジタル無線に関する記事を書いていきたいと思います。
最近、主に関東の私鉄などで電車の無線をデジタル化する動きが加速しています。多くの路線の車両にデジタル無線対応工事が行われており、またその工事が行われるか否かによって、車両が今後活躍するのか否かの判断材料になる場合もあります。私も昨日下記のような記事を書きました。
rd.tetsudo.com
京成3600形の3668Fにデジタル無線が搭載されたことで、今後の活躍がほぼ確実になったという記事です。
このように今多くの鉄道ファンが「デジタル無線」に注目しています。そんな関心の集まっているデジタル無線に私も含め、鉄道ファンは振り回されっぱなしです(笑)。今回はデジタル無線に関連した振り回された出来事をご紹介したいと思います。
東急8500系8637F&メトロ8000系8102F、8114F 東武出禁の噂
まずは最近起こったことから。簡単に言えば、東急8500系とメトロ8000系のうちの2編成の計3編成が東武に出禁になったのではないかという噂が流れたという出来事です。というのも、情報の流出元は分かりませんが、東武スカイツリーラインが11/1に無線をデジタル無線に変更するという噂が流れました。そのことにより、近くに引退すると言われており、デジタル無線に非対応の東急8500系8637Fと東京メトロ8000系8102Fと8114Fが東武鉄道への入線が11/1以降できなくなるという噂でした。この話はツイッター上でかなり拡散されていました。そのことが正しいかのように、11/1には上記3編成はいすれも東武に入線することはありませんでした。しかし、11/2より8102Fが東武に入線、更に11/4からは8637Fも入線し、上記の噂は完全なデマであったことが判明しました。まさしく、デジタル無線に関連し、真偽不明の噂に振り回された形といって良いでしょう。
都営三田線6300形1,2次車 一斉離脱
続いては、デマではなく、デジタル無線化により車両が引退してしまった例です。都営三田線の6300形1,2次車が一斉に離脱してしまったというお話です。都営三田線の直通先である東急目黒線が10/16よりデジタル無線化されました。デジタル無線化がこの日から行われるといったうわさはほぼ無く、突如の切り替えでした。このデジタル無線化により、徐々に置き換えが進行しており、デジタル無線非対応であった都営6300形1,2次車が一斉に離脱してしまったのです。廃車自体は5月から進行していたのですが、それまでは一月に1~2編成程度の離脱と比較的緩やかな置き換えとなっており、10/15時点でもまだかなりの数の車両が残っていました。しかし、デジタル無線化により一斉に引退してしまったのですね。まさしく、日ごろの記録が大事であるということを実感した、そんな出来事だったのではないかと思います。ちなみに1,2次車は都営三田線内完結運用ならば現在でも運行することが出来ます。しかし、置き換えの6500形が全編成そろっていることもあり、10/16以降一度も運用には就いていないようです。
このように、最近ではデジタル無線という言葉に鉄道ファンは非常に神経をとがらせる日々が続いているのではないでしょうか。デジタル無線に苦労しているのは鉄道会社も同じのようで、例えば東武東上線では9/25に一度デジタル無線に切り替えたものの、翌日よりアナログ無線に戻されています。どうやら、不具合が発生したようです。その影響で、アナログ無線の機器を外してしまった東急5000系4102Fの東武入線が出来ない状況になっているようです。この編成は現在相鉄直通試運転に積極的に用いられており、あまり影響はないのかもしれませんが、東武が早くデジタルに切り替えないと、他の5000系の相鉄直通用の機器を搭載するスペースが確保できないようで、切り替えが急がれるでしょう。このように鉄道ファンも鉄道会社もデジタル無線には気を使っているような状況です。もうしばらく、デジタル無線という言葉を日常的に聞く日々が続くのでしょう(笑)
最後までご覧いただきありがとうございました!