てつとお(ポケモンガオーレ、アニポケ、鉄道)のブログ

てつとおのブログ

主に鉄道記事、アニメ感想を書いています。

【ネタバレ注意】私に天使が舞い降りた!プレシャス・フレンズ 直後感想

こんにちは!
今回はわたてん映画の感想です。
見てきましたよ~、初日に!きんモザも高木さんも舞台挨拶がある土曜日に見に行っていたので、なんだかんだで初日に見るのは久しぶりでした。
本題の感想なんですが、最高の一言に尽きますよ。さっそくここからはネタバレを含む感想になるので、ネタバレされたくない方は引き返しをお願いします。

まず今回の映画は、アニメに肉付けをするような、そんなお話でした。アニメを見ていたからこそ、より感動するような、そんな作りになっていたかと思います。ただ、はじめてみる方が見てもちゃんと内容は理解できるし、感動できると思います。それでもやはりアニメ版を見た後に見ればより感動するでしょう。
どんなところがアニメの肉付けなっているのかと感じたかと言えば、一番は「髪飾り」です。今回の映画のメインテーマです。アニメの髪飾りといえば、はなちゃんがみゃー姉にプレゼントしたのが髪飾りでした。はなちゃんからの初めての誕生日プレゼントということで、二人の重要なアイテムですね。そんな二人の髪飾りの物語をより深くするような、そんなお話でした。今回、映画のテーマを髪飾りにすることで、やっぱりアニメを見ていた人は、あの髪飾りのプレゼントを意識しますし、その物語に更に色が付いたと、そう感じるはずです。髪飾りを通して、はなちゃんとみゃー姉のお互いを大切に思う気持ちが更に深まり、感動しました。
今回、髪飾りがテーマでしたが、具体的な内容は、はなちゃんがいつもつけているピンクのお花の髪飾りを無くしてしまうというお話なんですね。そこでみんなで探すのですが、見つからず、諦めようとしたところで、みゃー姉がひとりで探しに行くというそんなお話です。そこで、最初はみゃー姉がひとりで行くのですが、はなちゃんもついていくことを決意します。その時に、心配するひなたに言った一言が最高なんですよ。
「お姉さんは私に任せて」
ここは、一つ、今後のわたてんも動かしてしまうのではないかというくらい、重要な決意を感じてしまいました。アニメのころもそうですが、みゃー姉にべったりなのはやっぱりひなたで、はなちゃんはどこかツンツンしていますよね。はなちゃんもみゃー姉のことを好意的には思っていますが、それでもどこか距離があるような、アニメ12話まではそうでした。そんなはなちゃんが、みゃー姉に近づき、そしてひなたが「みゃー姉離れ」をするその第一歩がこのセリフなのではないかと、そんな風に感じました。表向きのセリフの意味は、土地柄を理解しているはなちゃんだから、みゃー姉を迷わないで家に帰せるから、任せてというニュアンスのセリフなんですよ。それでもやっぱりあの真剣な表情のはなちゃんにはどこか距離感が変わったことを感じさせるような、そんな決意が含まれているように感じました。
そして、見つけ出して、河原でみゃー姉がはなちゃんに髪飾りをつけてあげるというシーン。あれが一番感動しましたね。おばあちゃんからもらった髪飾りに新たな思い出が積み重なった一ページです。このシーンの前に、おばあちゃんの家の柱で身長を測るシーンがありました。あの時のみゃー姉のセリフがもあって、「あの夏の長瀞の二人の思い出」が髪飾りに刻み込まれるような、そんなシーンで、やっぱりこの二人は今後ますます仲良くなっていくのだろうとそう感じさせてくれました。この展開って、おばあちゃんが渡した髪飾りに期待をこめた通りなんですよ。「おばあちゃんになっても仲良くできる友達が出来るといいね」そんな思いを、自身の経験を踏まえながら、渡したプレゼントの髪飾りですよ。そんな髪飾りに、おばあちゃんとの思い出に書き足される形で、この二人の思い出が追加されたんですよ。こんなの感動せずにはいられませんよ。おばあちゃんの思い、そして二人の距離感が縮まった喜び、様々な感情が混ざり感動できる、本当に最高のシーンでした。
このように、今回の映画ははなちゃんとみゃー姉の距離がより近くなって、またみゃー姉にとってもおばあちゃんと接することではなちゃんと「友達」になっていいんだと思わせた。ものすごく進展したと思います。「おばあちゃんになっても仲のいい友達」というテーマはどこか未来を思わせるようで、いわゆる最終回の感動とはまた違った、これからも続いていくという感動を味わせてくれました。最終回の感動もいいですが、こういう感動も本当にいいものです。やっぱりこのコンテンツは続けていかないとだめですよ。これからも応援していかないと。そう思いました。
ここで一つ、先述した「ひなたのみゃー姉離れ」について書いていきたいと思います。今回の映画、見ていて感じたのが、アニメの頃よりもみゃー姉とひたなの仲良し描写というのが少ないと感じました。今回のひなたはノアちゃんとの仲良し描写が多かったです。もちろん、みゃー姉大好き描写はたくさんありますよ。二人の時にベタベタしている描写もありましたし。それでもみんなで行動するときに、みゃー姉ではなくノアちゃんの近くにいるなど、あんまりみゃー姉ベタベタなシーンはなかったのかなと思います。先ほどの髪飾りの時のはなちゃんの一言も含めて、ひなたのみゃー姉離れは少しずつ進んでいるのではないかと、個人的には感じました。アニメの時、みゃー姉禁止週間なんてものを作って物理的にみゃー姉離れを進めたことがありましたね。あの時とは違って、自然とみゃー姉との距離が離れ、友達との距離が近くなっているんですよ。それは寝るときもそうなんですね。ひなたの寝相に苦しめられていたのがノアちゃんだったんですよ。みゃー姉と一緒の部屋で寝ているのに、ノアちゃんの横で寝ていたんです。ノアちゃんはノアちゃんで意識的にひなたに近づこうとしていたので、それに釣られて距離が近かったという理由もあると思います。ですが先述のようなところにみゃー姉離れを感じました。
今回の作品のテーマが「友達」だったこともあり、ひなたにも少しずつみゃー姉以外に心から気を許せる友達というのが出来ているのではないかと感じました。もちろんみゃー姉大好きは変わらずに、でもちょっとだけ自立の道を歩み始めている。私にはそんな風に読み取れもしましたね。このあたりは多分解釈違いの方が多いと思いますので、あくまでも私の印象です。私はそんな風に感じたということです。
あとは鉄オタとしては、西武のラビューと秩父パレオエクスプレスの再現度の高さには興奮しましたよ。長瀞の風景も綺麗で、さすがはあの動画工房!平牧監督!というレベルの高さでした。風景描写も最高な映画でした。
見て一時間経つか経たたないかぐらいの感想なのでこんなところにしたいと思います。見てすぐ衝動的に書いているので拙い文章で申し訳ないです。ただ、これを直後感想にしたいと思います。
最高までご覧いただきありがとうございました!